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競馬コラム

今週の政治騎手

2019年09月06日(金)更新

【松田大作騎手】大豊作

降級制度の廃止が発表されたとき、多くのベテラン競馬ファンから「これからは引っ張りが増えるだろう」という話をよく聞かされました。若輩者の筆者にはピンとこなかったのですが、先週の競馬を見て思い当たるふしが多々ありました。


引っ張りとは、勝ち上がってクラスが上がると、相手が強くなるので歯が立たなくなる恐れがある。昇級して頭打ちになるリスクを避けるため、現級にとどまって2、3着を繰り返し着賞金を稼ぐというもの。


先週の勝ち馬のうち「前走2着」だった馬は23頭もいて、これは5月19日、20日の週(オークスの週)に並んで今年最多。夏競馬が終わってしまうし、ここまで十分に着賞金を稼いだからそろそろ勝ってしまおうという陣営が多かったのでしょうか。ちなみに、5月19日、20日の週は、先週のように3場開催から2場開催に替わる境目で翌週のダービー後に(降級は廃止になったのですが、3歳と古馬が一緒に走るようになる)クラス編成が刷新される直前のタイミング。なので、ここでも陣営の様々な思惑が働いたのかもしれません。


今回注目したいのは4勝の固め打ちを決めた松田騎手です。


4勝すべて継続騎乗で、うち3頭が前走2着ということを考えると良からぬことも想像してしまいますが、腕の立つ騎手だと思っています。なので、この活躍が呼び水になって騎乗馬の質量がアップすればと思います。

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樋野竜司

HINO RYUJI

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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