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競馬コラム

上田琢巳のラップ・トリック

2017年10月11日(水)更新

本番へ向けて課題が浮き彫りに

 京都大賞典のサウンズオブアースに関しては言葉がない。敗因が定かでないが、能力で敗れたわけではないので、まだ見限れないとしよう。

 3着シュヴァルグランも少々頼りない。Vタイム12F2分23秒0の高速決着での敗戦だけに、あとひと伸びが不足したのもナットクだが、GIを狙うにはやや決め手に欠けるのも事実だ。

 このレースに限っては武豊スマートレイアーが光った。ダントツの上がり33秒4を引き出したメイチのタメがお見事。あそこまでタメ切れるものではない。しかも、インを狙った。さすがと云うべき手綱捌きだ。エリザベス女王杯もあの手か。

 2着に踏ん張ったトーセンバジルは地力強化。ミッキーロケットはまだまだ。

 毎日王冠は終わってみればディープ産駒のワンツースリー。瞬発力に若干不安を感じていたソウルスターリングが案の定沈んだ。上位が上がり32秒台に対してソウルスターリングは34秒0。本番が厳しくなった。秋天は混戦で、馬券は面白い。

 サウジアラビアRCでレコードVのダノンプレミアムはかなりの器か。前傾ラップに先行押し切り。これは楽しみ。

プロフィール
上田琢巳

結果に対してシビアなファンの多い大阪スポーツで、長年に渡り堂々と看板を務め続ける、 ご存知“西の仕掛人”。競馬専門紙『1馬』在籍時から、他に先駆けて「レースラップとタイム重視」の理論を展開。競馬予想界に革命を起こしたラップ理論のパイオニアである。 数字から読み解かれる明解な推理に魅了される競馬ファンは今なお後を絶たず、 後進の予想家たちにも多大なる影響を与え続けている。