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競馬コラム

ラップナビゲーター

2019年08月15日(木)更新

【札幌記念】サングレーザーの連覇に一票

サマーマイルシリーズ第2戦の関屋記念は1番人気に推されたミッキーグローリーが快勝。Vタイム1.32.1秒は例年並みといったところも、逃げたマイネルアウラートの刻んだ通過ラップが3ハロン34.7秒→5ハロン58.0秒。離れて追走の2番手以下にとっては実質スローペースで、自身31~32秒台を叩き出した馬が上位を占めたのも素直にうなずける。上がり差のつきにくい流れで直線ゴボウ抜きを演じてみせた勝ち馬の瞬発力はやはり別格。6歳でキャリア13戦ならまだまだ伸びシロもたっぷり。旬を迎える秋の大舞台でどんな走りを見せてくれるのか。今から楽しみでならない。

今週は北の大地に古馬中長距離のトップホースが集結。4頭のGⅠホース参戦で今年も〝スーパーGⅡ〟にふさわしい面々が顔を揃えた札幌記念は間違いなく必見のレースと言えよう。心情的には日本代表として世界に羽ばたくフィエールマン、ブラストワンピースに好発を決めてもらいたいところだが、前者は年明け初戦のアメリカJC杯で今は亡きシャケトラの後塵を拝する2着。後者も前走の目黒記念で8着完敗と〝絶対王者〟と呼ぶにはほど遠い存在であるのが実情だ。

並みいるGⅠホースたちにつけ入るスキがあるのならば、ひとひねりしてみるのも一つの手。サングレーザーは1番人気と縁遠い地味キャラながらも、昨年はマカヒキ、モズカッチャン、ネオリアリズムと3頭のGⅠホースを撃破。続く天皇賞・秋もキセキを抑えての連対確保と能力は現役トップクラスに何ら引けを取らない。

今年初戦の大阪杯こそよもやの12着大敗も、安田記念5着で復調をアピール。台風の進路と重なって当日の馬場レベルは読みづらいものの、昨年が稍重で10ハロン2.01.1秒の低速決着。前後5ハロン59.1秒→62.0秒の消耗戦を克服済みなら、多少の渋化は問題ないだろう。壮行ムードで春の天皇賞馬に人気集中なら、単勝はちょっとした配当の可能性が大。連覇に一票投じてみる価値は大いにあるとみた。

明石尚典

AKASHI TAKANORI

関西学院大学法学部卒。大阪スポーツの若き俊英記者として知られる。ラップ理論の先駆者でもある上田琢巳記者を師と仰ぎ、同氏からの信頼も厚い。東スポ・大スポ週末版で「ラップナビゲーター」を大好評連載中。

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