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競馬コラム

ラップナビゲーター

2019年11月13日(水)更新

【マイルCS】2強ダノンに待った!マイルならインディ

ラッキーライラックが古馬GⅠ馬の意地を見せつけたエリザベス女王杯。それまでの詰めの甘さを払拭するかのような決め手(上がり32.8秒)には素直に拍手を送りたい。ただ、前後5ハロン差が4秒以上(前5ハロン62.8秒→後5ハロン58.5秒)の超スローペース。大きく空いた最内を突いての高速上がりには、額面通りの評価を与えづらいのもまた事実だ。人気を分け合った3歳GⅠ馬2頭はラヴズオンリユー3着、クロノジェネシス5着。上がりで勝ち馬に水をあけられたとはいえ、そこは想定外のペースに対する経験値の差とみたい。少なくとも今回の結果だけで勝負付けが終わったとするのは早計。来年のヴィクトリアマイルに向けて楽しみが増えた、の見方にとどめておくべきだろう。

今週は秋のマイル王決定戦・マイルCS。絶対王者不在となって久しいマイル路線だが、今年は中距離路線のトップであるダノンプレミアムが参戦。毎日王冠を快勝した同門ダノンキングリーと〝2強〟を形成する。エリザベス女王杯のVタイムが11ハロン2.14.1秒なら、想定Vタイムは1分32秒台後半が妥当な線。たとえ良馬場でも1分31秒台の高速決着は避けられる公算が高い。時計のハードルが下がれば、逆に伏兵台頭の確率がアップするのが競馬の常。能力一枚上の〝2強〟とて、決して安泰とは言えない状況か。

妙味十分の存在として食指が動くのは春のマイル王インディチャンプ。毎日王冠ではダノンキングリーに完敗も、自身の前後3ハロンラップ合計ではわずかにコンマ1秒差。斤量差が4→1キロに詰まる今回は十分に逆転のシーンが描ける。不利があったとはいえ、安田記念では現役最強の呼び声高いアーモンドアイを完封。ベストのマイル戦なら〝2強〟を向こうにまわしても互角以上の戦いができるはずだ。

明石尚典

AKASHI TAKANORI

関西学院大学法学部卒。大阪スポーツの若き俊英記者として知られる。ラップ理論の先駆者でもある上田琢巳記者を師と仰ぎ、同氏からの信頼も厚い。東スポ・大スポ週末版で「ラップナビゲーター」を大好評連載中。

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