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競馬コラム

美浦追い切りレポート

2019年09月19日(木)更新

【オールカマー】1F延長ならクレッシェンドL

想定段階で10頭に過ぎぬオールカマーだが、その中身は極めて濃密。GⅠ制覇、それも海外においてそれを達成したウインブライトの存在があるからだ。上手く運べてもGⅡが限度といった以前のイメージを一掃、年明けからの連勝があって中山記念だけでも勲章になるのに、香港遠征でタイトルを得たほど。

馬体重にこそ大きな変化はないが、鋼のような筋肉を纏って、そこから繰り出すフットワークは迫力満点。しかも、夏場の帰厩ながら美浦の暑さに勢いを削がれることなく調教の質を徐々にUPさせてきた。その結果が最終追いの伸びに繋がっている。優勢は格的に当然としても前に取りつく速さが秀逸で、自在に対応できる実戦を彷彿させるには十分だし、辺りを払う威風さえ。問題は、他が苦しむ流れで個性を際立たせるタイプだということ。確たる逃げ馬不在でスローを如何に克服するかだろう。

宝塚記念で振るわなかったレイデオロにはエクスキューズが成り立つ。ドバイ遠征での目に見えぬ疲れが尾を引いたと総括できるからだ。3歳時は同じく海外へ。それからの復帰戦が当レースだったこと思えば、ローテーションに無理があったわけ。
3日競馬直後の変則日程だから木曜追いでも納得がいくし、1週前にラスト11秒台をマークした時点で臨戦態勢OKといった感があったのだ。直前は朝一番の組で行き出し5F。理に適ったしまい重点でリズム良く進んだ道中から迎えた直線で滑らかな身のこなしを見せつけた上に、透けるような皮膚の薄さで惚れ惚れする全体像。ここからの再発進は約束されている。

ムラのあるミッキースワローだが、ここでも俎上に載せなければならぬ。レイデオロの併せ馬から間髪置かずに追われた3頭併せでは大きく離れた最後尾から。コーナーで距離を稼いだとはいえ、外2頭を持ったまま抜き去っての5F65.4秒には凄いのひと言。けれども、前回に比べると直前でも速い時計が必要だった事情が見え隠れ。伸びやかな反面、もう少し回転数が上がっても良かった。
当舞台では3歳時にセントライト記念を制したほどだから、GⅢ→GⅡでの割り引くはない筈。が、強引に間に合わせたといった印象もある分、少しランクを下がる。

以上の3騎が一歩リードといった下馬評だが、クレッシェンドラヴには大いなる魅力を感じる。確かに、今回はGⅡの別定戦で一気の相手強化。が、OP入りしての連続2着が目一杯だったか? という見方もできるのだ。
特に、前を捕まえられなかった七夕賞が位置取りの差だったように、小回りのローカルがプラスに働いたとは言えぬ。無論、実績不足には目を瞑れないといった部分はある。が、昨年暮れからの上昇カーブが鮮やか過ぎる。しかも、それに輪をかけたのがここまでの過程で、美浦入り後はハードな併せ馬を繰り返した結果、それが全て実になっている。しかも、直前でも1F切ってアクションを起こした上での5F66.1秒と更に時計を詰めてきた。元々、ユッタリと運べる距離で頭角を現したように、充実一途で迎えられる1F延長なら勝機到来まである。

他の特別戦では日曜10Rのヴァイトブリック
上の世代に混じっての3勝クラスと厳しい条件になるが、兵庫遠征の反動があったユニコーンS時とは違う。その萌芽は滞在で調整を進められた新潟にも表れていたが、如何せん乗り違いが応えた。他がスパートする3角過ぎで踏み遅れた故、最後は遅きに失した6着。また、兵庫を含め、小回りでは伸び足りなくなるといった特性も。
従って、中央場所に戻るのは大いにプラスだし、持久力に長けるタイプだから積極策に転じることも可能。勿論、パワフルな身のこなしは相変わらずで、最終追いの木曜には先週に続いての3頭併せと熱が伝わってくる。また、パートナーを窺いつつの直線でも鋭さの違いで自然と引き離す1F12.6秒。今冬のハリを取り戻したのが何より。

平場戦からはまず土曜4Rのナムラアイアイサー。ひと夏超えての成長は、スピード任せの調教から脱した点に表れている。以前と同じようにポリだったが、2勝クラスを前に置いた追い切りでは3Fまで我慢が利かせてラストで弾けさせるという目論見通りのメニューを消化。しかも、外を尻目にゴールまで余裕綽々と、どちらが格上か分からぬほど。休養前の昇級初戦では大敗したが、3角で躓いたのが如何にも痛かったし、そもそもが中山巧者。出負けしたデビュー戦を除けば2、1着で、その段階での時計、内容ともに1勝クラスなど通過点といったレベルにあった。

2歳戦で土曜2Rからゴールデンエポックを。2戦消化してひと押しが足りないといった結果だが、当時はトモが薄いといったイメージで成長途上にあった。にも関わらず、1800mの福島でも崩れなかった。そこでは気に逸る道中、4角手間から勝ち馬に被せられる展開も堪えた。
今回のリフレッシュによって全身を使ったフォームに様変わり。強い稽古を課されても音を上げぬほどにまでなったのだ。極めつきは最終追いで、3頭縦列の最後尾からの追い上げでの5F66.0秒。特に、4Fからのラップが12.3秒と厳しい状況に追い込まれても先行した外の3勝クラスに対して2馬身に過ぎぬ差。その成果が報われぬ筈ない。

日曜1Rはクワトロチェント。直前の木曜はビッシリ併せての1馬身遅れだったが、相手が予想外に走り過ぎた感。唯、輸送があっての中2週で2本と始動が早かった効果は覿面でシャープな体のラインに。つまり、動くべき時に動かなかった分、前を捕らえられなかったデビュー戦で能力を出し切っていない故、消耗など全くなかったわけだ。新潟よりタフな中山に替れば、持ち前の力強さで他との違いを際立たせる筈。


   
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柴田卓哉

SHIBATA TAKUYA

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。

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