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競馬コラム

美浦追い切りレポート

2019年10月17日(木)更新

【菊花賞】ヴェロックスの牙城に迫る馬は?

大半が3勝クラスというメンバーで迎えるのが菊花賞。ということなら、鬼のいぬ間にGⅠ制覇といったシーンを迎えそうなヴェロックスを巡る争いと考えるのが妥当ではないか。尤もそれ以外となると展開ひとつで着順が大きく入れ替わりそうで、難解と言えば難解。

実績を問う場合、まず挙げなければならぬのがニシノデイジー。2歳秋の時点でGⅢをゲット、ダービーでもシッカリと脚を使っての5着だったから完成度の高さのみが売りではない。しかも、前哨戦の9月・中山は、ここに向けての布石で如何にも脚を測ったといったレースぶり。なるほど、当時でも稽古は目立っていたが、はち切れんばかりの体を駆使したフォーム、余力残しでの5F66.1秒なら再び上昇気流に乗ったと結論づけた良さそうだ。

となると、そのセントライト記念で2着争いに加わったザダルは大いに株を上げたことになる。確かに、枠を生かして経済コースに終始とロスがなかった。しかし、脚元がパンとしていない分、セーブした仕上げでの好走と、その資質に疑いを挟む余地なし。加えて、前回時と異なるのは、1週前に6F追いを敢行できたこと。勿論、輸送を控えた最終追いは感触を確かめる程度の4F53.2秒で、完成途上は否めない段階でも実に伸びやか。ヴェロックスに迫れる器なのは間違いない。

2勝クラスを勝ったばかりの堀厩舎2頭には触れねばなるまい。特に、カウディーリョは2歳夏のデビュー戦でリオンリオンを捻じ伏せたほど。唯、その身体能力に一目置ける反面、帰厩が少々遅かった点で前向きな気性と、長丁場に臨むには不安なきにしも非ず。

それならばヒシゲッコウ。元々、豊富な筋肉量を誇っての好馬体には瞠目させられていたが、今回のリフレッシュでそれに磨きがかかった模様。しかも、段階を追って調教のレベルをUPさせた結果、実にスムーズに体を運んでいる。つまり、自身でセーブしつつスパートも鞍上の意のままといったメリハリがついたのだ。結果、しまい重点だった直前のラストは、12.3秒という数字以上の鋭さ。見切り発車といった側面もあったプリンシパルSでさえザダルとは0.3秒差に過ぎぬ。長距離戦に活路を見出しての大一番という勢いに賭ける手も。

府中での注目は土曜・富士S。マイルCSを占う意味があると同時に、ノームコアの復帰戦でもあるからだ。何せ、2歳秋以来のマイルだった5月には1.30.5秒の驚異的な時計で待望のGⅠゲット。適性もさることながら、底を見せていないといった要素に大いなる魅力を感じる。唯、持ち前のバネを利かせたラストだったとはいえ、追い切りは4F54.7秒と控え目だったし、1週前には先行しながら2歳未勝利に対しての脚色劣勢と感心できなかった。骨折明けで牡馬に換算すれば58キロに相当する過酷な状況に晒されるのだ。様子見が妥当か。

ここは3歳が主力と考えるべきでは。特に、アドマイヤマーズのタイトル2つはいずれも当距離。しかも、NHKマイルCは大外枠をモノともしない着差以上の強さだったから恐れ入る。けれども、実績を積み重ねた分、年齢的なアドバンテージのない57キロ。そこにつけ入る余地が生じる。

関東ではエメラルファイトが面白い。正攻法で進めたダービーはオーバーペースに巻き込まれる結果になったし、そもそもが守備範囲外。皐月賞TR勝ちはコーナー4回で真っ向勝負を避けた上での決め手発揮と展開に乗じた面が大きかった。つまり、本領はこのカテゴリーだし、相沢厩舎らしくビシビシ追われて一段と逞しくなった。特に、古馬3勝クラスの外に進路を取りながら直線では圧倒しての4馬身差と少々重かった先週とは一変。土曜は再びの雨予報で、持ち時計で劣る点が相殺されるのが何より。

他の特別戦も3歳推しで、土曜・赤富士Sはトイガー。今回が昇級戦で2勝目マークの新潟より相手が大幅に強化。しかし、決して自身に有利とは言えぬのがコーナーの急なローカル。にも関わらず、レパードSでは2着争いに絡めたし、前走の1.53.3秒にしても勝てば事足れりといったレース運び。また、間隔が詰まっていた分、調教のピッチを上げられなかった側面も。対して、十分に間隔を開けた今回は負荷のかかるDWでの鍛錬。結果、追い切りの3頭併せでは追えば追うだけ伸びての1F12.2秒。体の線がよりシャープになって全身を余すことなく使えているのだ。無論、スタミナを問われるシーンで更なるポテンシャルが引き出されそう。夏前の府中、2勝クラスで最後に甘くなった時とは馬が違う。

日曜・鷹巣山特別はインテンスライトで決まり。極端な馬場に泣かされたラジオNIKKEI賞以来になるが、明らかに馬が変わった。木曜の最終追いが全くの楽走での5F68.5秒にしても弾力性にあるフットワーク。即ち、全身を余すことなく使えたように、基礎体力UPが何よりだということ。現に、1週前に至っては猛烈な長目追いで、結果的には1馬身の遅れだったが、目下上昇中のOP・ダイワキャグニーに2秒以上のアドバンテージを与えるという、謂わば胸を貸す形で自身の時計は6F80秒を切ったほど。それだけ中身の濃いメニューをこなせたのはキャリア初で実が入った。

元々、広いコースの中距離で頭角を現していた。初勝利時の2着は既に当クラスを突破しているといったレベルだし、冬場の当舞台で詰めが甘かったのは、2ヵ月近くも開いて4Fからのしまい重点が2本のみと満足に稽古を重ねられなかった段階。今ならここはおろか、上の条件でもアッサリ通過できるまでに達した。

ここからは2歳戦で、今週一番の注目は土曜・アイビーSのワーケア。デビューを飾って以来となるが、手順を踏んでのレベルUPが明らかなのだ。唯、先の1戦だけでもダービー候補に足る資格を得ていた。渋り気味の馬場でも軽く促した程度で後続に水を開けるというエンジンの違い。全身バネといった身のこなしに加え、バランスの良い走りだから多少の馬場悪化など気にもならないわけ。しかも、美浦入り後の1本目が5F68秒を切るほどで1週前の遅れにしても前2頭を大きく追走する形だったから、終わってみれば若駒離れした好時計と文句なし。実に小気味良い捌きはトモの蹴りが一段と強くなったからこそ。

新馬からは土曜5Rのフィリオアレグロ。キリリを締まった好馬体に完成度の高さが表れているし、高いハードルを課されても易々とクリアできるほどの奥行きが何とも魅力的。堀厩舎にしては珍しく直前でも5F追い敢行で、ひと追いごとに時計を詰めているのは、素直な気性で相手に合わせて駈けてしまうから。ラストに至ってはそのパートナーはキャンベルジュニア。先行態勢だったとはいえ、それに対して追い出しを待つ余裕すらあった直線半ばがあって、その態勢を最後まで崩さずに圧倒したのだ。素質馬揃いでも性能の違いを見せつけるに違いない。


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柴田卓哉

SHIBATA TAKUYA

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。

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