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競馬コラム

美浦追い切りレポート

2019年10月30日(水)更新

今週の勝負処は東西の3勝クラス

GⅠシリーズの谷間となる今週の府中メインはアルゼンチン共和国杯。
が、関西勢に対抗できるのは格上挑戦となるオジュウチョウサン程度と心許ない。直前の3頭併せでしぶとく先着して一叩きの効果が絶大だとしても連下が一杯。春・目黒記念組をベースに、レースぶりに進境が見られるアフリカンゴールドを如何に絡めるか?あとは、府中での持ち時計が突出しているハッピーグリンを抜擢する手もあるが……。


いずれにしろ、古馬戦でピックUPすべきは3勝クラス。


まずは土曜・ノベンバーSでここはアガラス。水曜の美浦は濃霧に覆われて朝の早い時間帯などは、ラスト1Fの標識さえ朧気。その中で芝コースを選んでの併せ馬だったが、馬なりのままでも持ち前の力強さに加え、実にシャープさ。詳細は当然ながら掴めぬものの、内にコースを取ったということは、同格の相手に対して追走態勢だっただろうし、そのメニューを課せられるほど、道中での収まりがつき易くなっているのがこの中間。
直後のOPでも即通用の勝ち馬に捻じ伏せられた形だった新潟にしても守備範囲を僅かに外れるマイルだったのなら胸を張れるし、2歳秋のGⅢでハナ差の惜敗だった府中替りなら主役に据えるべき。
ライバルは同じ3歳のサトノエルドールと、当初は見做していた。しかし、最終追いの坂路が1F13.9秒。1週前のDWで幾分重いと感じさせていたから、そこからの良化は遅々と考えてあくまでも相手の一角。それならば、立て直したサトノソルタス
7月・中京で4角で既にシーンなし。唯、長期ブランク明けが不良馬場での好走だっただけに、その反動のみに敗因を求めて良さそう。対して、全体に力が籠った身のこなしになった上に、半マイルからのギアチェンジがスムーズだった直前が復調急を告げている。ユッタリと構えても間に合う当コースでこそというのは、共同通信杯2着が示す通りで、3勝クラスであれば力量上位。


もう1鞍は日曜・錦秋Sでワイルドカードに迷わず◎を。
夏場のローカルで3→2着と尻上がり。とはいえ、550キロを超える巨漢だけに体つきに余裕があったのは事実。にも関わらず、前走などは道中からして完璧。僅かに劣ったのは格好の目標にされたというレースの綾に過ぎなかったのだ。
豪快さが売りといった反面、押せ押せでは使えぬ体質的なものもあるから、ジックリと間隔を開けた点には好感が持てるし、それに応える動きを再三にわたって披露しているのだ。特に、モヤが晴れた2度目のハロー明けでは、5Fから16秒を超えるユッタリとした入りの中、鞍上の意のままに脚を矯めての追い比べに臨むことに。アドバンテージのあった最外のOPに対して圧倒する形での3馬身先着と文句なし。
漸く軌道に載った中で迎える府中というのもプラス。右回りで明らかに苦手なわけではないが、ラチを取るなどの注文がついて回るのとは逆に、シンプルな設定で能力がマックスに。今回より数段上だった昨秋の昇級初戦が0.5秒差4着。別定戦になってもその時を上回るデキなら人気に応えるのも容易かろう。


ここからは2歳戦で東西にわたって組まれている重賞にスポットを当てる。
京王杯2歳Sはローカルでの実績を引き下げてくる西下組が人気。この中では成長余地の大きいタイセイビジョンを最上位とするのが妥当だろうが、美浦組からは2頭を俎上に載せたい。


まずはグレイトホーン
短期放牧明けになるが、根本厩舎らしく5Fから軽快に飛ばす稽古を重ねている上に、1週前などは古馬3勝クラスの胸を借りる併せ馬で食い下がれたし、続く今週はゴール前で気合いをつけた程度でも5F66.7秒の好時計をマークととどまるところを知らぬ。馬の気に任せたレース運びだったデビュー当初とは180度違ったのが9月・中山で、そこに大きな進境ぶりを感じ取って良い。


あとはカイトレッド
位置取りが悪かった上に、経験の浅い馬にとっては消化するのが難しい京都の坂の下りがあった前走。そこでは上がり最速の34.0秒。しかも、デビュー前の馬にアオられるシーンのあった中間から夏負けが尾を引いていたのは明らか。対して、今回のラスト2本はDWでビッシリ併せられたのだ。直前などは行き出しの4馬身差を感じさせぬゴール前の手応えで1F12秒台と一変。味なレース運びを見せたデビュー戦からも現状では広いコースでこそ本領を発揮できる。


京都・ファンタジーSはケープゴッドに期待する。
最後は坂路での55.6秒と感触を確かめる程度。が、実質の追い切りだった1週前では、5F追いで古馬を鮮やかに抜き去ってのフィニッシュとシャープさに磨きがかかった模様。つまり、札幌以来となる分、リフレッシュなったということ。透けるような皮膚で新陳代謝といった面でも相当な上積みが見込めるわけ。そもそも、強引なレース運びだったすずらん賞にこの馬の持ち味が表れているというのは間違い。スピードの違いがそれを生んだだけで、前を窺いつつ運んで手応え通りに弾けるセンスを生かすのが理想形なのだ。加えて、シャープな体のラインを誇っているように、高速ターフでポテンシャルが高まること必須であれば1F延長の京都替りが恰好となるでは。


西下組からもう1頭。貴船Sのレッドレグナントが面白い。
上に行っての活躍が約束されているデターミネーションには一目置くが、底を見せていないといった点ならこちらも。まして、初ダートでその適性◎を思わせる身のこなしを稽古で披露し続けている。また、地力強化のほどは前走での0.5秒差に表れていて、脚を温存じづらい展開の中、最後まで食い下がった。頭の高い走法で身体能力に頼り切っているにも関わらず。そこからの1F短縮というのも推しの材料になる。


3週の短期決戦、その開幕を迎える福島からは土曜・河北新報杯を。
3歳が主力を占めようといった様相で、地力といった面からショウナンアリアナやスギノヴォルケーノが支持を集めるのはやむを得ない。しかし、特殊な馬場コンディションの開幕週ならカスミヘルテの出番。
実際、同じような状況だった9月には1.07.2秒といった驚異的な時計での2着があるではないか。しかも、自らがレースを引っ張る立場だったから掛け値なし。420キロ台とは思えぬほど体を大きく見せているのが充実の証しで、レース間隔が詰まってもポリで2本と鍛錬に余念がないのだ。いずれもシャープなしまいの伸びで、今週などは引っ張ったきりでも上がり37.4秒をマークできたほど。全身を余すことなく使えているのは柔らか味を増した故。相手強化でも52キロなら後続は捕まえ切れぬだろう。

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柴田卓哉

SHIBATA TAKUYA

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。

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