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競馬コラム

美浦追い切りレポート

2019年11月07日(木)更新

【エリ女杯】◎は3歳馬以外から

年末まで続くGⅠシリーズのスタートは難解なエリザベス女王杯。世代間のレベルを推し量る作業の加え、ここに至る路線も多岐にわたっているから。まず入りとしては、斤量利のある3歳の下馬評の高さをどう捉えるか?それには首を傾げたくなる。


確かに、アーモンドアイ一色だった昨年と異なり、高いレベルのせめぎ合いだったのがオークスだし、その2.22.8秒も驚異的。そこで頂点を極めたラヴズオンリーユーだが、爪の不安で調整が遅れたのが如何にも痛い。血統的にも縁のあるレースだが、栗東入りしてからの本数の少なさが結果に影響を与えそうな…。


この世代であれば、勝負に絡んでくるのはクロノジェネシスという、素直な見方もある。ぶっつけだった秋華賞で+20キロと成長を示せた上に、上昇の余地を残している。けれども、内回りを味方につけたレース運びで半ば嵌ったような前回からの1F延長。プラスには働かぬと考えて連下にとどめる。


関東勢でまず取り上げるべきはフロンテアクイーン。札幌で案外だったことから、息の長い活躍も途絶えたと思いきや、府中牝馬Sが手応え通りに弾けての惜敗だったから頭が下がる思い。しかも、それ以降が急ピッチで最終追いが3頭併せの最内で余力十分。5F66.3秒と前回時を大きく上回ったのなら、青写真通りと考えて良いのだ。しかし、こちらもクロノジェネシス同様の懸念が。昨年、窮屈になっての0.6秒差はロスを抑える組み立てが裏目に出た。この距離では注文がつくということ。


前哨戦を府中牝馬Sに選んだ組からならラッキーライラック。持ったままで先頭に並びかける強気な競馬だった反面、後続の目標になった分の3着。とはいえ、+16キロが少々重い程度で厚みが以前とは全く違う馬体に。更に、本質は底力を問われるシーンでこそ。つまり、春のヴィクトリアM同様、速過ぎる決着がネックになったのは想像に難くない。従って、一気の距離延長で、極端な高速ターフでない今回での上積み◎。


2200mをポイントにすればセンテリュオも俎上に載せるべき。OP入り後の2戦は条件が合わなかっただけで底が割れたとするのは早計。何より、メールドグラースに食い下がった今春だけでも候補に入れなければならない。◎候補は上記の2騎。


そこまでは及ばないにしてもポンデザールには注意を払っておくべきだろう。無論、キャリア不足は承知。唯、ハードな併せ馬を2本こなした中間があっての最終追い、輸送も控えていれば流す程度と予測していた。にも関わらず、行き出し6Fで既に16秒を切るラップから、勢いをキープしたままのフィニッシュ。如何にもひ弱といった3歳時からの成長は、大きく増えた馬体重が示す通りだが、その全てが実になっている。格上挑戦だった丹頂Sの圧勝は50キロの軽ハンデや洋芝適性だけでは語り尽くせないのだ。極端に速い上がりになりにくい当レースのイメージに適っている。


府中は、チャンピオンズCに向けての武蔵野Sが組まれているが、残念ながら極端な西高東低で、それは日曜メインも同様。そこで福島に目を移してみた。


地味ながら名物レースとして完全に定着しているハンデ戦の福島記念。強引の捲った七夕賞が圧巻だった上に、中山のGⅡでも通用したミッキースワローは好調キープ。前2頭とは併せる意志のない単走ながら4Fから13秒台を刻む中身の濃さにそれが表れている。唯、58.5キロを克服できるとまでは…。


ならば、クレッシェンドラヴに順番が巡ってきたとの結論に。ミッキースワローとは同じ路線でいずれも先着を許しているが、七夕賞からなら1キロ貰う勘定になるし、前走は直線で前が壁。完全な乗り違いだった反面、三分三厘からでも上手く矯めることができたように収穫大。外厩で十分に鍛えられたと思わせる体のハリで美浦入りした上に、ラスト2本の併せ馬が実にハード。それに応えるダイナミックな動きで如何にも晩成、今からが旬ということ。当然、福島に対する適性も確固たる根拠。


唯、これと肩を並べるべき存在を忘れてはならぬ。それがレッドローゼス。今春、同じ舞台のOP特別で完勝しているし、少々仕上げが甘かった前走、仕掛け処が曖昧なまま終わった函館記念を度外視すれば浮上して当然。また、ひと叩きでのここ照準が透けて見える追い切りがある。歩様の硬さが見受けられた前走と違うのは5Fで1秒以上詰めただけではない。1F12.5秒とラストの反応が蘇ったのだ。正直、女王杯ゼッケンを着用して直後に追われたフロンテアクイーンより目を惹いたほど。


当日の福島からもう1鞍の推奨は福島放送賞のシゲノブ。現級入りしての2戦で5、8着。特に、9月・中山はあえなく退いたが、強い先行馬をマークしつつの競馬で正直過ぎた。坂のある中央場所で気持ち長い距離となれば仕方なかったわけだ。対して、当コースではハイペースに耐えて崩れなかった2走前があるし、ラスト1Fが13秒台に落ち込む流れを自らが造り出すという、勝ちに徹した競馬で後続に水を開けた1.45.8秒さえ。何より、脚元がパンとしない時期が長かっただけに、本格始動を3歳夏と見做せるのだから伸びしろ◎。加えて、坂路での緩い仕上げにならざるを得なかった以前と異なり、帰厩後にはウッドで鍛錬を重ねたのだ。結果、直前は格上を追走して同時入線にまで持ち込んでの5F65.2秒。自己ベストを大幅に更新する時計を叩き出せたように、今回のリフレッシャで馬が変わった。


同じ2勝クラスと取り上げた府中・三鷹特別を。秋の府中を迎えて連続2着と安定してきたカルリーノはリーチがかかっている状態。しかも、単走ながら中1週でも1F12.2秒と伸びて軌道に載った。唯、同じ3歳のブレイブメジャーの参戦が何とも不運。三たびのシルバーメダルとなりそうなのだ。


そのブレイブメジャーの完成形を見るのはまだ先。しかし、これまでにマイルで1分32秒台を2度もマークと元値が高い上に、久々で好走した中山戦後の反動なく調整を進められたのだ。特に、最終追いは来週の京都でGⅠを手中に収めようかというダノンキングリーの胸を借りた。さすがにラストは13.1秒と脚が上がって2馬身遅れたが、先行態勢とはいえ、外ラチに触れんばかりのコース取りで果敢に挑んだ挙句だったから、相当な負荷だったわけ。レベルを一段UPさせたのは明らかな上に、ペースが落ちると行きたがる素振りがあったのが春まで。従って、初になる1400mがピタリと嵌るに違いない。


伏兵として挙げたいのがマイネルアルケミー。昇級初戦の前走は9着と振るわなかったが、包まれる形で能力を出し切れなかった。これは、自身にもズブさが生まれつつある段階で、2勝クラスに混じった故、速さ負けといった要素も。また、夏に復帰してからは馬体が増えずに加減した稽古。成長を促せなかったということ。対して、ハリが違うと実感できたのが今回の美浦入り直後で、追い切りなどは追走して外にコースを取った上に、全身を余すことなく使っての5F66.9秒。マイペースでのハナなら未経験の距離でも克服可能だし、デキの良さも裏づけになり得る。

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柴田卓哉

SHIBATA TAKUYA

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。

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