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競馬コラム

今週の政治騎手

2020年07月09日(木)更新

【池添謙一騎手】踏み切ってジャンプ



今年のジャパンダートダービーは、3連単77万馬券という大波乱の結果になりました。勝ったのは単勝1.1倍の圧倒的な支持を集めたカフェファラオではなく、同じアメリカンファラオ産駒のダノンファラオのほうでした。

勝負の明暗を分けたポイントは、1コーナー手前にあったと思うので、そのシーンを詳しく振り返ってみたい。
というのは、(1コーナー手前にあった)ダートコースを横切る轍(わだち)がレースに大きな影響を与えたと感じたからです。
池添騎手が騎乗したダイメイコリーダは、その轍に差し掛かったとき、それをジャンプして飛び越えました、後続もそれに釣られたのか次々にジャンプ。カフェファラオは踏切が合わなかったのか、着地で躓いてしまったようにも見えました。
ジャンプすると運動エネルギーが上に飛ぶ方向に使われるので、当然ながら減速します。しかも、すぐに1コーナーに入っていくので、上手くペースを落としながらコーナーに入っていけたのではないでしょうか。その結果が前に行った2頭のワンツーになったと思うのです。

同じコースで行われた今年の帝王賞と前半1000mの公式ラップを比較すると、このようになります。

帝王賞:12.6秒→11.8秒→12.9秒→13.5秒→13.1秒
JDD:12.2秒→11.4秒→12.3秒→12.8秒→12.6秒

ジャパンダートダービーのほうが圧倒的にハイペースのように見えますが、それは風の影響があったからでしょう。帝王賞は直線向かい風だったのに対し、ジャパンダートダービーでは直線強い追い風が吹いていたからです。
なので、1コーナー手前のジャンプがなければ追い風で勢いがついたままコーナーに進入しもっと速いペースになり、差し馬の出番となっていたかもしれません。

ダイメイコリーダの鞍上の池添騎手は、そういうところまで読み切ってのジャンプだったのかどうかは聞いてみたいところです。

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樋野竜司

HINO RYUJI

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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