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競馬コラム

樋野竜司:今週の政治騎手

2014年01月17日(金)更新

【中谷雄太騎手】この縁は逃したくない!?


今回は、黒竹賞をリーゼントロック(5番人気)で勝った中谷騎手に注目したいと思います。

中谷騎手は、名門の高松厩舎からデビュー。時代が時代ならそれだけで騎手として一生安泰だったのでしょうが、厩舎にかつての勢いはなく、05年にフリーに(高松厩舎は09年に解散)。
その後も、加藤征厩舎の所属になり、ブレーヴハート(08年阿武隈S12番人気1着)などでの活躍で、一時は軌道に乗りかけたのですが、それも自然消滅。
マージャン仲間の松岡騎手の紹介で、マイネル軍団の一員になったのですが、同じ時期に軍団入りしマイネル軍団の一員として定着した丹内騎手とは対照的に、こちらも自然消滅。
騎乗馬の供給源を求めていろいろと動いているのは、外野から見ていてもよくわかるのですが、どうも軌道に乗せるのが下手なようなのです。

その中谷騎手が、昨年暮れに矢作厩舎で修行していたそうです。その縁で今回リーゼントロックに騎乗できたと思われます。しかし、それだけではないかもしれません。

リーゼントロックに前回騎乗していたのは松岡騎手。翌日の成田特別でも、(リーゼントロックを所有する)三浦大輔氏の持ち馬リーゼントブルースに騎乗していたので、本来なら松岡騎手が騎乗していた可能性が濃い。しかし、松岡騎手はその日、アルフレードに騎乗するために京都に遠征していたので、松岡騎手と仲がよく、矢作厩舎ともつながりのある中谷騎手にお鉢が回ってきたと思うのです。

やはり、騎手として成功するには人との縁(すなわち「政治力」)が重要なのです。

というわけで、度々関東遠征を仕掛けてくる矢作厩舎が、松岡騎手と中谷騎手をどう起用していくか引き続き注目していきたいと思っています。




プロフィール
樋野竜司

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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樋野竜司

HINO RYUJI

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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