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競馬コラム

樋野竜司:今週の政治騎手

2018年09月27日(木)更新

【武士沢友治騎手】不滅の大記録!?

日曜中山6レースで1番人気のカグヤヒメに騎乗し4着だった武士沢騎手。これがJRA通算1万回目の騎乗でした。

武士沢騎手が持っている現役騎手の中でトップの記録といえば、単勝万馬券馬での馬券圏内回数です。先週時点(18年9月23日現在)でのランキングは以下の通りです。

1位 武士沢騎手:76回
2位 太宰騎手:75回
3位 江田騎手:73回
4位 勝浦騎手、幸騎手:62回

では、どうして武士沢騎手がトップなのか?

クセ馬の依頼を多く受け、それを乗りこなすのが上手いというのももちろんあります。ただ、身も蓋もない話で、単勝万馬券の馬に一番多く騎乗しているというのが一番の理由でしょう。

というのも、武士沢騎手は単勝万馬券馬の騎乗回数が現役騎手のなかで断トツのトップだからです。

〇単勝万馬券馬への騎乗回数

1位 武士沢騎手:4030回
2位 江田騎手:3472回
3位 幸騎手:2744回
4位 太宰騎手:2731回
5位 西田騎手:2604回

通算1万回騎乗のうち約4割が単勝万馬券馬だった計算。現役騎手の中でもっとも騎乗数の多い武豊騎手は、単勝万馬券の馬に40回しか騎乗していません。
また、とりあえず馬の質には目をつむってとにかくたくさん騎乗するスタイルの幸騎手と比較しても、騎乗数自体は幸騎手のほうが倍近く多く乗っているのに、単勝万馬券の馬への騎乗となると、武士沢騎手のほうが約1300回も多く乗っている。

ひとくちに1万回騎乗といっても、厳しい成績の馬しか回って来ないなかでも腐らず、ひとつでもいい着順を狙い続けてきたからこそ達成できた大記録といっていいのではないでしょうか。


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樋野竜司

HINO RYUJI

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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