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競馬コラム

樋野竜司:今週の政治騎手

2018年11月01日(木)更新

【C.ルメール騎手】止まらない快進撃

先週の天皇賞・秋もレイデオロで快勝し、3週連続でGⅠを制覇したルメール騎手。10月は重賞をすべて連対し8戦連続連対中。どこまでも記録を伸ばしそうな印象です。

騎手は「政治力」がすべてといっておりますが、ルメール騎手の活躍の理由も「政治力」で説明できると思っています。というのは、ルメール騎手の都合に合わせてローテを決めるので、ルメール騎手の乗れない有力馬がルメール騎手の騎乗馬とバッティングしないように予定を変更するからです。

例を挙げていくと、紫苑Sをルメール騎手で快勝したノームコアは、秋華賞はアーモンドアイがいるため、ルメール騎手の乗れるエリザベス女王杯にスライド。
府中牝馬Sを勝ったディアドラは、エリザベス女王杯の予定が埋まっているので、次走は香港Cに決まったよう。さらに、サウジアラビアRCを勝ったグランアレグリアは牝馬なのに朝日杯に挑戦。というのも阪神JFの日にルメール騎手は香港に遠征していて乗れないため。レイデオロも、次走はアーモンドアイが予定しているJCではなくて、有馬記念に向かう可能性が濃厚のよう。

レイデオロは、アーモンドアイの存在があったので、早くから天皇賞に狙いを絞って仕上げることができたのがプラスに働いたと思われるし、ルメール騎手の乗るレースにレイデオロなどのルメール騎手のお手馬がライバルになることもない。

そういう圧倒的な「政治力」の高さが今の活躍の背景にあると思っています。


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樋野竜司

HINO RYUJI

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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