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競馬コラム

樋野竜司:今週の政治騎手

2020年06月19日(金)更新

【D.レーン騎手】優先レーンを封鎖される



先週の東京は終日雨の中での競馬で馬場が明暗を分けた。特にそれがハッキリと出たのがエプソムカップだったと思っています。

直前の東京10R芦ノ湖特別では、3、4コーナーでもみなインを避けて直線は外に持ち出す競馬。そんな中、一頭だけインを突いたレーン騎手騎乗のサトノフウジンが圧勝しました。
不良馬場でどこを通っても悪い。だったら距離ロスの少ないインを通ったほうがマシということではないかと、この時点では考えていました。

エプソムカップはサトノフウジンの勝ちっぷりを見て、10Rとは打って変わって敢えてラチ沿いを選択する馬が多数出現。結果はラチ沿いを走った馬のワンツースリーという結果でした。それだけではなく、実はラチから2、3頭分だけが伸びる馬場だったようで8着までのうち、外から差して来た馬は4着のアンドラステただ一頭。他の外を回った馬は8着のゴーフォザサミットからさらに4馬身以上離されてしまったからです。

10レースまで馬場が荒れていると大半の騎手が避けていたラチ沿いが本当は一番伸びるコースだったようで、多くの騎手の勘違いによって起きた珍しいレースだったのではないでしょうか。

それをいち早く発見したのがレーン騎手ですが、11Rは他馬もそこを通ったため優先レーン独り占めできなかったので、もうひとレース発見を遅らせたほうが良かったかもしれません。

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樋野竜司

HINO RYUJI

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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