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競馬コラム

樋野竜司:今週の政治騎手

2014年04月04日(金)更新

【福永祐一騎手】言葉の壁!?

前回の当コラムで取り上げた柴田大知騎手は、先週の毎日杯を5番人気のマイネルフロストで快勝。9Rでも8番人気のマイネルリベルタスで3着に好走しており、マイネル軍団の勝負気配を読むには、やはり柴田大騎手の動向がヒントになりそうです。

高松宮記念を制したのはM.デムーロ騎手が騎乗した3番人気のコパノリチャードでした。筆者が注目したのはゴール入線時の飛行機ポーズではなくて、勝利ジョッキーインタビューです。というのは日本での通年免許取得を目指しているデムーロ騎手にとって通訳を介さず日本語でコミュニケーションを取ることは必須条件。ここで流暢な日本語を話すことができれば、安藤勝己騎手が中央と地方の壁を破ったときのように、JRAに対する風当たりが強くなり、ハードルが大幅に下がる可能性もあったからです。しかし、残念ながらインタビューの途中から英語で話してしまいました。

今回取り上げるのは、ジャスタウェイに騎乗しドバイデューティーフリーで6馬身1/4差の圧勝劇を演じた福永祐一騎手です。天皇賞・秋の勝ちっぷりから、オルフェーヴル引退後の現役最強馬はこの馬かもしれないと思っていましたが、実際のところは世界最強だったのかもしれません。この後どういうローテを組んで来るのか、そしてどういう走りを見せてくれるのか楽しみが広がりました。

ただ、勝利後の馬上インタビューで返答に詰まってしまったのが気になりました。福永騎手は、一昨年の夏に米国武者修行に挑んでいたので、英語での日常会話をできると思っていたからです。米国武者修行で結果を出せなかったのは、言葉の壁が大きかったのかもしれないと感じました。世界を股にかけて活躍する騎手になるためには、コミュニケーション能力も重要な要素なのでしょう。


プロフィール
樋野竜司

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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樋野竜司

HINO RYUJI

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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