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競馬コラム

樋野竜司:今週の政治騎手

2020年08月14日(金)更新

【丸山元気騎手】勝負の稜線



先週のレパードステークスは、丸山騎手が騎乗したケンシンコウの逃げ切り勝ちでした。逃げ切り勝ちの決め手となったシーンは1、2コーナーでの攻防にあったように見えました。

というのは、好スタートを決めて先頭で1コーナーに進入したのは鮫島駿騎手が騎乗したタイガーインディだったのですが、内から並びかけた丸山騎手のケンシンコウが内外のコーナーワークを活かして前に出たからです。
鮫島騎手のほうが競り合いになっては共倒れになると思ったのかすぐに引いてアッサリとハナを譲ってしまいました。そして、ここが勝負の明暗を分けたのではないでしょうか。

新潟ダート1800mは逃げ馬が有利のイメージが強い。
というのも、1、2コーナーのカーブがきつく、そこでどうしてもペースが緩むので2コーナーの出口当たりでラップが落ちると前の馬に息が入るからと思っています。
レパードステークスも、その付近のラップが12.6秒と最も落ちていました。後ろから競馬をする馬は、最もラップの落ちる地点で仕掛けるのが理に適っているので、1、2コーナーでマクって先頭に並びかける競馬しかチャンスがない。しかし、そういう競馬をする騎手は皆無です。だから、前に行った馬しか用無しのイメージになるのでしょう。

データで見てみると、新潟のダート1800mは実は逃げ切りが難しいコース。
イメージとは食い違いますが、1コーナーから2コーナーの出口にかけてしかラップの落ちるところがなく、そこからゴールまで息を入れずに走らなければならないので、ゴール前で息切れということも多いのかもしれません。というわけで先行馬の活躍が多いコースです。

まだまだ新潟開催は続きますが、たまには1、2コーナーで鋭いマクリを決めるような騎乗も見せて欲しいです。

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樋野竜司

HINO RYUJI

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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