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競馬コラム

今週の政治騎手

2020年08月20日(木)更新

【戸崎圭太騎手】風を考慮した好騎乗



先週の小倉記念はデビュー9年目の長岡騎手騎乗のアールスターが勝利。うれしい重賞初制覇になりました。

2、3着には道中最後方付近にいたサトノガーネットとアウトライアーズの2頭が追い込んで3連単137万馬券という大波乱の決着に。
好時計続出の開幕週の馬場で騎手の意識が前掛りになってしまって後方の馬に流れが向いたとも言えますが、当日は直線追い風で、風の影響で差しが決まった面も大きかったのではないでしょうか。

新潟メインの関屋記念の方は、小倉とは逆で直線向かい風。こうなると日本一の長さの直線を誇るコースでもなかなか差しは決まりません。事実、逃げたトロワゼトワルが悠々と2着に粘りました。
ただ、勝ったのは道中最後方で脚を溜めたサトノアーサーでした。直線向かい風で差しが決まりにくくなるメカニズムを説明しようとなると紙幅が足りないですが、スタートは追い風になるので字面のラップよりも楽に前に付けられるぶん、実質的にスローになりやすい。直線で差そうと思うと前の馬に追いつくのに脚を消耗してしまい。そこから交わして突き放すことができないなど、いろいろと考えることができます。
ただ、ラスト3ハロンのラップを見ると、11.3秒→11.6秒→12.4秒とだんだんと遅くなっており、前が苦しくなったところで溜めた脚を爆発させればいいように思えます。

そう思って関屋記念を勝った戸崎騎手の騎乗を見てみると、4コーナーでは最内を選択。残り300m付近まで前に壁を置いて、向かい風の影響を最小限にとどめつつ前との差を詰めているように見えます。そして、残り200mで溜めていた脚を弾けさせました。

直線向かい風時で差す競馬をするときのひとつの正解ではないかと感じました。

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樋野竜司

HINO RYUJI

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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