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競馬コラム

今週の政治騎手

2020年10月30日(金)更新

【C.ルメール騎手】三冠阻止計画



菊花賞はこれまでの二冠とは違い大接戦のゴール前になりましたが、ルメール騎手が騎乗したアリストテレスの追撃を振り切り、コントレイルが見事無敗の三冠馬となりました。

菊花賞前の京都4Rの新馬戦でノースヒルズの勝負服を着たルメール騎手が勝ったのですが、「三冠という偉業がかかっているのでお手柔らかにお願いします」という意味もあっての依頼ではないかと邪知してしまいました。
しかし、そんなことは関係なく、ルメール騎手はコントレイルを徹底マークして本気で負かそうとしていたに違いありません。

風を馬券のファクターとしていち早く取り入れられた競馬予想界の至宝といっていい小林弘明氏が、アリストテレスのことを「全然真面目に走っていなくて、前の馬を交わそうとしない」と評しておられました。「(そういう馬だから)コントレイルのような強い馬がいると喜んでついて行って2頭で5馬身くらいちぎるのでは」とも。その慧眼は見事としかいいようがありませんが、菊花賞で筆者が本命にしたのもアリストテレスでした。筆者の場合はコントレイルを逆転するまであると思って単勝も買っていたので、ゴール前では力が入ったのですが、クビ差及ばず。そこで、小林氏の「前の馬を交わそうとしない」という言葉が刺さりました。

ルメール騎手もこのアリストテレスという馬の癖を小林氏と同じように感じていたのではないでしょうか。ルメール騎手が空気を読んで2着に負けたなどという説もネットでささやかれていましたが、馬の癖を活かした好騎乗だったと思うからです。

先に動いて先頭に立ってしまうとソラを使う恐れがあるので、コントレイルより先に動きたくはない。だから、アリストテレスの能力を最大限に引き出す方法としてコントレイルを徹底マークする策を選んだのではないでしょうか。それで、直線でコントレイルが止まれば、馬が前の馬を交わそうとしない性格でも、脚色の差で交わすことができる。

しかし、ゴール前でコントレイルが手前を変えてもうひと頑張りしたので、あと一歩及ばなかった。 最後まで馬を信じ切った福永騎手の騎乗が見事だったわけですが、それを引き出したルメール騎手も流石としかいいようがありません。

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樋野竜司

HINO RYUJI

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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