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競馬コラム

樋野竜司:今週の政治騎手

2020年11月06日(金)更新

【山田敬士騎手】祝!減量卒業!



10月24日の新潟3Rを1番人気のプリティインピンクで逃げ切った山田騎手。これが地方を含め通算30勝目の勝利となりました。通算勝利数が31勝に到達すると減量特典が▲(3キロ減)から△(2キロ減)に減らされてしまいます。

しかし、31勝に到達してすぐに変更になるわけではなく、減量特典が減るのは翌週から。なので、土曜の1Rを勝って31勝に到達してもその週は▲(3キロ減)で騎乗できます。本当は△(2キロ減)なのに、▲(3キロ減)で騎乗できるというお得な状態になるのです。
減量特典が減ると、それに伴い依頼が減るかもしれない。減量が減ってこれまでのように勝てなくなるかもしれない。そうなる前に勝ち溜めしておこうと思う騎手がいたとしても不思議ではありません(笑)

先週の山田騎手は土曜の福島2Rを5番人気のインペリアルツアーで勝利し、通算31勝に到達。▲(3キロ減)卒業を決めました。
しかし、▲のお得な状態の内に勝ち溜めをしようともくろんでいたのか、次の3Rも9番人気のマハーラーニーで勝利し、その次の4Rでも5番人気のアースライザーで勝ち3連勝を決めました。
その後は勝つことができませんでしたが、その3連勝の騎乗ぶりは神懸っていました。

減量特典のある若手騎手は、減量を活かすため普通は積極的に前に行く競馬が多くなるものですが、山田騎手はめったに逃げない。さすがに、逃げると何周目かわからなくなるというわけではないと思うのですが……。
ただ、今年はこれまで逃げで2勝しかしておらず、逃げが得意ではないのかもしれません。前述の3連勝もすべて好位差からの差し切りでした。

減量特典を活かして前に行く競馬ばかりしていると、減量特典が減って苦労することもありますが、山田騎手に関してはそういう心配はなさそうです。△(2キロ減)になっても変わらぬ活躍に期待できそうです。

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樋野竜司

HINO RYUJI

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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