前回取り上げた武豊騎手。
年始のロケットスタートに賭けていたと思うのですが、先週の3日間開催は腰痛のためすべて乗り替わりとなってしまいました。
ただ、1週休んだだけで復帰できたので、今週からの挽回に期待したいところです。
今回注目したいのは今年年男の川田騎手です。
36歳という年齢が騎手としてもっとも脂が乗ると考えていて、キャリア的に「政治力」が高まってくる頃だし、体の衰えもなく動ける。だから、名手と呼ばれるような騎手はキャリアのピークになるような結果を残しています。
武豊騎手がディープインパクトで三冠を達成したのも36歳の時だし、岡部騎手がシンボリルドルフで三冠を達成したのも同じく36歳です。
というわけで昨年の牡馬の2歳GⅠをふたつとも川田騎手が制したのは示唆に富んでいると感じていました。
しかし、今年はまだ4日間終わっただけですが、まだ未勝利と川田騎手は出遅れています。まだ気にするほどではないのかもしれないですが、騎乗馬のラインナップを見ても違和感があるので、どうしても気になってしまいます。
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樋野竜司
HINO RYUJI
1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。