先週の共同通信杯を4番人気のエフフォーリアで快勝した横山武史騎手。
スローペースを先行したとはいえ、上がりを33.4秒にまとめ後続に2馬身半差をつける完勝。父が跨った朝日杯フューチュリティステークス2着のステラヴェローチェを筆頭に好メンバーが揃った一戦を制したことで、クラシック制覇に向けて大きく視界が開けた勝利だったといえるのではないでしょうか。
レース後、ルメール騎手がツイッターで(おそらくエフフォーリアのことを指して)「Derby horse !!」とつぶやいたことで、ますますその勝利の価値が増したと思われます。
競馬という競技は、ひとつのボタンの掛け違いで大きく運命が変わることがある。だから、一流になるためには自分の力で運命を手繰り寄せることも必要。横山武騎手の勝利を見てそういう感想を抱きました。
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樋野竜司
HINO RYUJI
1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。