根岸ステークスの後、田辺騎手のアルクトスの騎乗についてこのコラムで取り上げました。
その内容は、4コーナーで内に進路を取った騎乗は物理法則に反するもので、それが気になったというものです。
先週のフェブラリーステークスでの田辺騎手のアルクトスの騎乗は、向こう正面で砂を被らないよう明確に外に出し、3、4コーナーも距離ロス覚悟で外々を回り惰性を活かすというもので、根岸ステークスとは真逆の乗り方でした。
根岸ステークスの反省もあって考えを改めたのか、それとも、前走を叩いて馬のデキが上昇し自信をもってレースに臨んでいたのかもしれません。
しかし、この騎乗も物理法則に反する騎乗だったので、改めて気になりました。筆者は、根岸ステークスとフェブラリーステークスで逆の戦法を取るべきだったと思うからです。
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樋野竜司
HINO RYUJI
1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。