先週のルメール騎手は、日曜メインの巴賞をサトノエルドールで勝利しましたが、勝ったのはこの1勝だけ。
騎乗馬の人気は【8.4.0.2】で1番人気に8鞍、2番人気に4鞍騎乗しながら、結果は【1.2.2.9】と人気を裏切るシーンが多かった。
オークスの勝利ジョッキーインタビューで、デムーロ騎手が「厄年早く終わって欲しい」というコメントを発し注目を集めましたが、ルメール騎手も同い年。年齢を重ねていろいろな変化が起こっていてもおかしくはありません。
ルメール騎手の勝率と複勝率の年毎の成績を比べてみると、以下のようになっています。
18年:勝率27.8%、複勝率58.0%
19年:勝率25.2%、複勝率56.2%
20年:勝率26.1%、複勝率54.5%
21年:勝率24.1%、複勝率50.4%
(※7月4日まで、以下同)
大きな変化はありませんが、徐々に下がっているようにも見える。
しかし、それ以上に気になる変化は、年々前で競馬をする割合が増えているということです。
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樋野竜司
HINO RYUJI
1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。