先週、09年以来12年ぶりに小倉に遠征して騎乗した横山典騎手。メインの中京記念は5番人気のクラヴェルに騎乗し3着という結果でした。
横山典騎手は、そのレースの勝ち負けよりも馬に競馬を教え込むことを優先することがよくあります。
これには賛否あると思いますし、筆者も全面的に正しいことだとは思っていませんが、勝負を投げ出しているように見える騎乗が多いのも事実です。
クラヴェルの一連の騎乗も、折り合いを教え込むためか道中は馬を引っ張り通しで、直線での伸びを欠くことが度々でした。ただ、そういう教育の効果が出たのか、マーメイドステークスでは直線外から鋭い伸びを見せたのです。
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樋野竜司
HINO RYUJI
1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。