オリンピック開催中の変則スケジュールで先週から関西圏での開催はなく、東西の馬が新潟に集まって激突することになっています。その結果は、関西馬18勝、関東馬6勝と関西馬が圧倒。
今回注目したいのは、土曜の新潟メインの越後ステークス(ダ1200m)です。
ここには、このコースのレコードホルダーでもあるマラードザレコードが出走していました。これまでこのコースを8回も走ってすべて逃げているという、この条件のスペシャリストで、今回も逃げて3着に粘っています。
全8走の前半3ハロンのタイムを並べてみると、このようになります。
33.6秒
33.1秒
33.4秒
33.7秒
32.8秒
33.2秒
33.0秒
33.8秒←先週の越後ステークス
先週の越後ステークスの好走要因は、これまでのなかで一番楽なペースで逃げられたことだといえそうです。
もっといえば、ハナ争いのライバルと目されていたシンシティの田中健騎手が競り合いを避けてハナを譲ってしまったことで、楽なペースで逃げることができたと思います。
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樋野竜司
HINO RYUJI
1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。