今回注目したいのは、古川吉騎手です。
福永騎手や和田騎手と同期で花の12期生と呼ばれていた世代の騎手。ルメール騎手やデムーロ騎手よりも年上で、もうベテランの域といっていいでしょう。
その古川吉騎手が稼ぎどころにしているのが夏の北海道開催です。
■函館、札幌での勝利数
17年12勝(117鞍)
18年3勝(126鞍)
19年9勝(110鞍)
20年6勝(116鞍)
2010年には20勝を挙げる活躍を見せたこともありましたが、近年は勝ち星を稼ぐことができていません。今年の北海道開催も先週が折り返し地点だったのですが、2勝を上積みしても、まだ3勝。苦戦といっていいでしょう。
そうなると限られたチャンスを確実にモノにしていかないといけない。そういう意味で注目のレースがありました。
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樋野竜司
HINO RYUJI
1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。