先週土曜の新潟で6勝の固め打ちをした菅原明良騎手。
先週で閉幕した秋の新潟の開催リーディングにも輝きました。
2月にカラテで東京新聞杯を勝ち、初重賞制覇。今年これまで64勝を挙げ、すでに昨年(30勝)の倍以上の勝ち星を挙げています。
バカラクイーンに騎乗したアイビスサマーダッシュでは、不利な1枠1番に入ってしまったのですが、開幕週の馬場で内外の馬場差がほとんどないので、内を走るのも大きな不利にはならないと判断したのでしょう。好スタートを決めると一頭だけ内ラチ沿いに進路を取り、そのまま14番人気の伏兵を3着に粘らせました。
奇策を思いつくことはそこまで難しいことではないと思うのですが、それを実行に移して成功させたということが凄い。
しかも、それが多くの人の注目が集まる重賞レースでやってのけたのでなおさらです。
というわけで、順調に成長し、ブレイク間近の菅原明騎手の特徴を整理してみたいと思います。
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樋野竜司
HINO RYUJI
1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。