ラヴズオンリーユーでブリーダーズカップフィリー&メアターフを、マルシュロレーヌでブリーダーズカップディスタフを制し、日本競馬の歴史を変えた矢作厩舎。
日本に居残った所属の坂井騎手が京王杯2歳ステークスをキングエルメスで制し、先々週は世界を股にかけての活躍でした。
先週の福島記念も、矢作厩舎のパンサラッサが逃げ切り勝ちで、勢いが止まりません。
ただ、このレースは2頭出しで坂井騎手が騎乗したステイフーリッシュで勝負かと思いきや、菱田騎手が乗ったパンサラッサが勝つというのが予想面では難しかった。
しかも、パンサラッサ以外に、ディアンドル、コントラチェックと逃げ馬が2頭もいて、テンの3ハロンが33.6秒、1000m通過が57.3秒というハイペースで逃げて、直線で後続を突き放すレースぶりも想像できませんでした……。
というわけで、今回は菱田騎手に注目してみたい。
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樋野竜司
HINO RYUJI
1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。