今回は皐月賞で2着に敗れた3番人気のイクイノックスに騎乗していたルメール騎手にスポットを当ててみたいと思います。
というのは、ドバイやサウジでは大暴れだったルメール騎手ですが、今年はまだJRAの重賞は勝てておらず、イクイノックスが5度目の重賞2着となったからです。
今年、これまでノーザンF生産馬は重賞を12勝(22年4月17日現在)しているのですが、関東馬はそのうち3勝だけ。関東のノーザンF生産馬を多く扱うノーザンF天栄の勢いに陰りがみられるともいわれていました。
というのも、関東馬の3勝のうちのひとつは共同通信杯を勝ったダノンベルーガで、このダノンベルーガを管理する堀師は、天栄ではなくノーザンFしがらきを外厩施設として利用しているからです。
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樋野竜司
HINO RYUJI
1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。