先週のオークスは、ゲート入り前の輪乗りの状態のときにサウンドビバーチェがラブバイローに顔面を蹴られ、放馬。馬を捕まえて、馬体検査をするのに時間を要し発走が15分近くも遅延してしまいました。
1番人気に支持されたサークルオブライフは、スタート直後に左右から挟まれる形となり大きく出遅れ。12着と期待を裏切る形となりました。
スタート後の不利も大きかったのですが、輪乗りの段階からイレ込みが激しく、長時間待たされたことでレース前に消耗しきっていた可能性も考えられます。
思えば、今の3歳馬はデビューした時から大勢のお客様が見守るなかで大歓声を浴びて競馬をした経験が全くと言っていいほどなかったので、先週の競馬を見ていて、なんとなくアクシデントが多く感じたのは久しぶりに多くのお客様が入ったことも影響していたのかもしれません。
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樋野竜司
HINO RYUJI
1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。