先週のマイルチャンピオンシップを制したのは、レーン騎手が騎乗した6番人気のセリフォスでした。2着には8番人気のダノンザキッドが入り、波乱の決着となりました。
ここでは、2着のダノンザキッドに騎乗した北村友騎手に注目してみたいと思います。
ダノンザキッドは、前走の毎日王冠でゲートをぶち破ってフライング、発走やり直しの張本人となってしまいました。ただ、大外枠からとなった2回目のゲートも抜群の出脚を見せていただけではなく、ハイペースを先行して3着に粘った内容は強いもので、馬の調子は上がっている印象でした。
しかし、今回の鞍上は毎日王冠でコンビを組んだ戸崎騎手ではなく、北村友騎手。毎日王冠のあと、発走調教再審査となり、そうなると試験を受けたときに騎乗した騎手がレースでも跨ることになります。戸崎騎手が栗東まで駆けつけてゲート練習に付き合って、試験まで受けるとなると大変ということで、北村友騎手に白羽の矢が立ったのでしょう。
というわけで、北村友騎手にとっては大ケガから復帰してからの一番のチャンスだったのは間違いありません。レースでもチャンスを逃してなるものかという想いが詰まっていたと思います。
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樋野竜司
HINO RYUJI
1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。