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競馬コラム

樋野竜司:今週の政治騎手

2023年02月17日(金)更新

【横山武史騎手】涙の見送り



エフフォーリアの電撃引退という驚きのニュースが飛び込んできました。

復活を期して出走した先週の京都記念では心房細動を発症してしまい競走中止。
ゴール板を目の前にしながら入線しないで下馬をした横山武騎手の気持ちを考えると、シンガリ負けという結果をつけて馬の戦績を汚したくなかったからかもしれません。

昨年の有馬記念は5着という結果でしたが、上位は斤量面で有利な3歳馬と牝馬ばかりで57キロを背負った馬の中では最先着。加えて、この日の中山は直線強烈な向かい風が吹いていて、風の影響を考えるとタイトルホルダーの逃げはハイペースといっていいもの。そういう厳しい流れを先行して一番の粘りを見せていたので、今年の復活に期待できる走りでした。

筆者も京都記念では本命を打っており、横山武騎手もこの馬の本来の強さを証明しようと、強気に前に行く競馬をすると期待していました。ただ、想定通りの競馬をしてくれたのですが、それが正解だったのかどうかは確認することができませんでした。
出走してくれば次も本命にしようと思っていたのですが、種牡馬の価値を考えるとこれ以上馬に無理はさせられないという判断になったのかもしれません。

北海道に旅立つエフフォーリアを見送った横山武騎手の涙には筆者も心を打たれましたが、エフフォーリアの子供たちに跨って活躍する姿を見るのがいまから楽しみで仕方ありません。

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樋野竜司

HINO RYUJI

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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