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競馬コラム

樋野竜司:今週の政治騎手

2024年01月26日(金)更新

【R.キングスコート騎手】真価が問われる東京替わり



モリス騎手の突然の帰国の報には驚かされました。
本人の発言にあった「ガチョウを白鳥にすることはできなかった」というのは、自分の実力不足で人気薄を走らせることができなかったと言いたかったのか、いい馬に乗せてもらえなかったという意味なのか物議を醸しましたが、思い描いた活躍が出来なかったということなのでしょう。
短期免許で来日する外国人ジョッキーに対する要求レベルも上がっているので、すぐに結果を出さないとサポートする側のトーンも下がってしまいます。そういう空気を感じ取ったのかもしれません。

かつて中央に頻繁に遠征して来ていた地方騎手も、短期免許で来日するジョッキーも、かの地のトップオブトップばかりなので、上手いのはある意味当然です。そういう騎手たちの活躍によって期待感がマックスに上がった状態の後に来る騎手は向こうで好成績を残しているといってもワンランク下になることが多いので、期待感とのギャップが生じることが多くなります。
例えるなら、アメリカ人がメジャーに挑戦する日本人選手をすべて大谷翔平級だと思って期待感が上がっている状態をイメージすればわかりやすいと思います。

今回取り上げたいのはキングスコート騎手です。

キングスコート騎手は、今年の年明けから日本で騎乗していますが、日本の競馬にアジャストするのに苦労しているようで最初の2週間は未勝利に終わっていました。
しかし、先週の日曜は2勝2着3回の活躍を見せたのです、日本の競馬に慣れて来たのもあるのかもしれませんが、雨で渋った馬場が欧州の馬場に近く、それで持ち前の技術を発揮できたのかもしれません。
雨が味方しただけなのか、日本の競馬を熟知してきたのか、今週の騎乗ぶりでハッキリすると思うので、注目してみたいと思います。

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樋野竜司

HINO RYUJI

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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