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競馬コラム

樋野竜司:今週の政治騎手

2024年08月09日(金)更新

残暑の3歳未勝利戦で、大波乱を制する穴党の戦略



残暑の季節、3歳未勝利戦は穴党にとって絶好のチャンスです。この時期、波乱を引き起こす要因が凝縮されているからです。

9月1日を最後に3歳未勝利戦がなくなるため、馬たちはサバイバル状態に陥ります。勝ち上がれないと、地方転出や引退を余儀なくされるからです。
出走順位のルールを理解すると、波乱の糸口が見えてきます。5着以内に入った馬には優先出走権が与えられますが、これが諸刃の剣となります。連戦を強いられ、使い詰めで調子を落とす馬が多いのです。

一方、休み明けで出走してくる馬も要注意です。調子が万全でない可能性が高く、ラストチャンスに賭けている場合があります。

こうした怪しい人気馬が凝縮しているのが、シーズン末期の未勝利戦です。
実際、先週の3歳未勝利戦での1、2番人気の成績を見ると、単勝回収率37%、複勝回収率85%と低迷しています。勝率も10.7%と、本来26%くらいなければならないのに半減以下となっています。

さらに、ルメール騎手や川田騎手といったトップジョッキーが騎乗しても未勝利が続いており、騎手の実力だけでは勝てない難しさがあります。ルメール騎手は1、2番人気馬に4鞍乗って【0-1-1-2】という感じ。

このような状況は、馬券的には難しい面もありますが、穴党にとっては特大の馬券を手にするチャンスでもあります。過去の例を見ても、100万馬券を超える高配当が出ています。
攻略のポイントは、使い詰めの人気馬を見抜くこと、そして人気薄の馬の可能性を探ることです。ただし、どの馬を買うかという最後の判断は、真摯に予想するしかありません。

この時期の3歳未勝利戦は、大波乱の可能性を秘めたレースの連続です。慎重に分析し、思い切った馬券を購入する価値は十分にあるでしょう。

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樋野竜司

HINO RYUJI

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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