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競馬コラム

樋野竜司:今週の政治騎手

2024年08月30日(金)更新

【菅原明良騎手、津村明秀騎手】常に最善を探る



先週の新潟2歳すてークスは、北村友一騎手が騎乗したトータルクラリティが勝利しました。
北村友騎手とのコンビで有馬記念や宝塚記念を勝ったクロノジェネシスと同じキャロットFの馬で同じバゴ産駒、これからの活躍が楽しみになります。

ここでは、その新潟2歳ステークスで2、3着に入った、菅原明騎手と津村騎手に注目してみようと思います。

菅原明騎手は、1番人気のコートアリシアンに騎乗。スタートが一息だったことから、馬を促して好位を取りに行ったところ、馬がその気になってしまい、道中はなだめるのに苦労することになってしまいました。
一方の津村騎手は、じっくり脚を溜める作戦で、スタートして迷わず後方に下げて直線までジッとしていました。それがよかったのかゴール前で鋭く伸びて5番人気のプロクレイアを3着に持ってきました。

対照的な競馬をしていたこの両名。その伏線は、直前の10R長岡ステークスにあったのではないでしょうか。

長岡ステークスで、菅原明良騎手は2番人気のテーオーグランビルに騎乗。ここでは後方で脚を溜める騎乗も5着まで押し上げるのが精一杯でした。その反省から新潟2歳ステークスでは前目のポジションを意識したのかもしれません。
津村騎手は、長岡ステークスで1番人気のゴートゥファーストに騎乗。向正面で動いて2番手につける積極的な競馬をしたのですが、ゴール前で差され3着。その結果を受けて、溜める競馬のほうがいいと判断したのではないでしょうか。

新潟2歳ステークスで対照的な騎乗で好走した二人ですが、いろいろ試行錯誤して正解を見つけようとしている姿勢は共通しているといえそうです。

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樋野竜司

HINO RYUJI

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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