先週の月曜日は「JRAアニバーサリー」ということで全券種払戻率を80%に設定したうえで、売上げの5%相当額を上乗せする「JRAウルトラプレミアム」を全レースで実施。
とはいえ、馬券を当てないと恩恵は受けられません。筆者は人気どころの目に関してはオッズが上がるというよりもオッズが下がりにくくなって本命票をより多く吸収できるだけだと思っているので、大穴馬券を引っかけない限り意味がないと思っています。
しかし、結果を振り返ると1番人気馬が14勝と勝ちまくり、1日を通して平穏決着ばかりでした。さらにいうとこの日のWIN5の配当は1万0140円という安さ(涙)
波乱決着の多かった日曜と平穏決着の多かった月曜で大きく明暗が分かれたのがルメール騎手でした。
日曜はローズステークスで1番人気、単勝1.7倍のレガレイラで5着と人気を裏切るなど1番人気に4回騎乗して1勝しか挙げることができませんでした。
しかし、月曜は2番人気のアーバンシックでセントライト記念を制し5勝の固め打ち。というわけで、ルメール騎手の活躍予測がレースの波乱度判定に役立つのかもしれないと感じました。
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樋野竜司
HINO RYUJI
1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。