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競馬コラム

樋野竜司:今週の政治騎手

2014年09月12日(金)更新

【丹内祐次騎手】決死の総決算!?

北海道開催が終了し、今週からは秋競馬が開幕します。札幌リーディングは福永騎手の独走でしたが、北海道リーディングは最終日までもつれました。先週までで柴山騎手が22勝でトップ。それを三浦騎手が1勝差で追う展開。福永騎手も最終週に固め打ちをすれば大逆転リーディングの可能性を感じさせる騎乗馬を集めていました。結果は、最終日に三浦騎手が1勝を挙げ、柴山騎手に並んで終了。ただ、2着回数の差で函館リーディングと同様に三浦騎手に軍配が上がりました。


今回取り上げるのは丹内騎手です。この夏はずーっと北海道で騎乗していましたが、先週の土曜日は、マイネル軍団のエース柴田大騎手札幌2歳Sを騎乗するために来道するので、柴田大騎手と入れ替わるように、新潟に遠征しこの夏初めて北海道以外で騎乗しました。


しかし、土曜の札幌1Rで勝ったマイネルオフィールも、2Rを勝ったマイネルポルトゥスも、デビューから丹内騎手が手綱をとっていた馬だったのですが、新潟に遠征していたため、どちらも乗り替わりでの勝利となってしまったのです。この夏の総決算となる騎乗をみせるどころか、指をくわえてみているだけになってしまいました。


ただ、それが発奮材料になったのかもしれないし、追い込まれると底力を発揮するタイプ。土曜の新潟メイン長岡Sでは9番人気のマイネルメリエンダを懸命に追って2着にもってきました。さらに、翌日は札幌に戻って、すずらん賞を12番人気のペイシャオブローで勝ち大波乱を演出。


最終日の札幌4Rではコスモカウピリで逃げて2着に粘らせたのですが、この馬は5月10日の新潟2Rで内ラチに激突し落馬してしまった馬。その時以来の逃げの手に出たように、この夏をいい形で締めくくるべく、決死の覚悟での騎乗が好結果につながったのではないでしょうか。


【丹内祐次騎手の騎乗予定】
:土日ともに新潟で計5鞍に騎乗。


プロフィール
樋野竜司

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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樋野竜司

HINO RYUJI

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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