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競馬コラム

今週の政治騎手

2015年09月16日(水)更新

【福永祐一騎手】主張する勇気が足りぬ?

先週行われたセントウルSは、藤岡康騎手が騎乗した10番人気の伏兵アクティブミノルの逃げ切りを決めました。勝因は、前半34秒0→後半33秒8とかなり楽なペースで行けたことだと思いますが、こういう幸運が巡ってくるのは、ハクサンムーンやルチャドルアスールなど快速の逃げ馬たちが相手でも、ひるまず先手を主張したからでしょう。

戦前「ハナを譲るつもりはありません」と強気のコメントを残していた平野騎手が、いけないとみるとあっさり引いてしまったことからも、余計にそう感じました。騎手の心理として、無謀な競り合いを挑んで無駄死にするのは避けたいという方向に流れてしまうことは理解できますが、行ききらない限り幸運は絶対にやってこないと思うからです。

今回取り上げるのは、先週土曜に今年100勝に到達し、リーディングのトップを走る福永騎手です。というのは、福永騎手ほどの一流ジョッキーでも主張すべきシーンで、主張できず後悔することがあるみたいだからです。そのレースとは、1番人気のペイシャモンシェリに騎乗した日曜中山10RのながつきSです。

ペイシャモンシェリは外から被されるとよくない馬で、今年の3月にこのクラス(春風S)を福永騎手で勝った時は、内枠からハイペース覚悟で逃げ、余裕で押し切ったものでした。今回もそういうイメージで乗るとみていたのですが、好スタートを決めたものの、他馬の出方を窺っているうちに、どんどん後続に追いつかれ、包まれて位置取りが悪くなってしまったからです。

騎乗ぶりから推測するに、外からハナを主張していたナンチンノンを先に行かせて、外の2番手を取ろうと思っていたのではないでしょうか。しかし、ナンチンノンがハナに立った時には、ルメール騎手のアジアンテーストに並ばれて、外に出すスペースがなくなってしまった。結局、狙った位置を取れず、持ち味を活かせなかったようにみえたのです。

「それは筆者の妄想だろ」と思われるかもしれませんが、レース後に、行けばよかった的なコメントを残しているので、そこまで外れてはいないと思うのですが……。

プロフィール
樋野竜司

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

樋野竜司も渾身の予想印を公開中!
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樋野竜司

HINO RYUJI

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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