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競馬コラム

今週の政治騎手

2015年10月28日(水)更新

【武豊騎手】名手のターフビジョン・チラ見術!

今年の菊花賞は、騎手の攻防に見ごたえがありました。

レースは、大外枠から何が何でもハナに行くと果敢にスピリッツミノルが逃げました。外からゴリゴリ押して行ったので、スタートから速いペースに。これを見て、後続の騎手たちは前が飛ばしているから触らずにおこうと思ったに違いありません。そういうこともあって早目に自分のペースに持ち込めて、すぐに息を入れることができたのではないでしょうか。

今回注目したいのは武豊騎手の動きです。

菊花賞は千メートル通過がちょうどターフビジョンの前なので、騎手もターフビジョンに映し出される千通過タイムを見ることができます。また、ホームストレッチを走っているので、スタンドに流れる実況音声が聞こえている可能性もあります(スタンド前からの発走だと実況音声のボリュームを絞ることがありますが、菊花賞は向こう正面からの発走なので)。

パトロールフィルムをみると千通過時点で武豊騎手がチラッとターフビジョンのほうに目をやっています。千通過の1.00.2というタイムをみて、前半あれだけ速かったのに、そこまで速くないということは、前はすでにペースを落としているし、1コーナーから向こう正面にかけてもっとペースが落ちるだろうと考えたのではないでしょうか。

そうなると、馬群が凝縮するだろうし、馬をなだめきれずどんどん前にあがってくる馬もいるはず。さらに、タイミングをみてマクリに打って出る騎手もいるかもしれない、こういうことを考えて、ラチ沿いの絶好位を自ら捨て、外に出したのです。

おそらくレースは武豊騎手の読み通りの展開になったと思われますが、想定してしいなかったのはレースを動かしたのが、自分の前にいた横山典騎手のミュゼエイリアンで、ミュゼに前をカットされ仕掛けのタイミングを逸してしまったことではないでしょうか。

スピリッツミノルはハナを切った時点で目的の大半を達成したのかもしれないですが、千通過が59秒台になるように、もう少しペースを落とさずに行っていれば、また違った展開になったのかも。

勝ったキタサンブラックは、インの5頭目でジッとしていたのですが、スピリッツミノルが脱落し、ミュゼとレッドが外に出してくれたので、我慢に我慢を重ねたのが奏功したのかもしれないですね。

プロフィール
樋野竜司

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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樋野竜司

HINO RYUJI

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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