先週はセントライト記念とローズSが行われました。どちらも春のクラシックホースが貫録を見せ快勝。
セントライト記念を制したのは皐月賞馬のディーマジェスティ。スタートでぶつけられて最後方からの競馬になっても慌てず騒がず。この相手で負けるわけないと鞍上の蛯名騎手の自信に溢れる手綱捌きが印象的でした。着差はつきませんでしたが、終始外々回ったにも関わらずゴール前で後続を寄せ付けず。内容的には完勝だったのはないでしょうか。
一方のローズSを制したのはオークス馬のシンハライト。直線向いたときに、先頭を走るクロコスミアに大きく離され、これはさすがに間に合わないのではと思わされました。しかし、そこから目の覚めるような脚を繰り出し、ギリギリ捕えたのです。

今回注目したいのは川田将雅騎手です。川田騎手はセントライト記念でマウントロブソンに騎乗しました。皐月賞6着、ダービー7着とハイレベルな3歳世代を代表する一頭。ただ、普段、調教をみていない筆者が見てもすぐにわかるくらい動きが悪く、仕上がり途上での出走。馬体重もプラス18キロで、成長分があったとしてもさすがに太目残りの印象。わざわざ遠征してきて騎乗したのに、結果は7着と振るいませんでした。
川田騎手がマウントロブソンとコンビを組んだ経緯を考えると、マカヒキの存在が頭に浮かびます。川田騎手の手綱でダービーを制したのに、この秋のニエル賞と凱旋門賞はルメール騎手とコンビを組むことになってしまいました。なので、オーナーの金子氏もマカヒキの代わりではないけど、（金子氏の所有馬の）世代ナンバー2のマウントロブソンを川田騎手に託したのかもしれません。
ただ、秋の初戦は残念な結果に終わってしまったのです。
その日、川田騎手は堀厩舎のシャドウパーティーでレインボーSを快勝しましたが、わざわざマウントロブロンに乗りに来てもらったのに、赤字で帰すわけにはいかないと、回した馬かもしれないですね。

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