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競馬コラム

樋野竜司:今週の政治騎手

2016年11月17日(木)更新

【武士沢友治騎手】無心の逃げを皆がアシスト!?

先週の福島記念は、武士沢騎手が騎乗したマルターズアポジーの逃げ切り勝ちでした。武士沢騎手は、08年新潟記念のアルコセニョーラ以来の8年ぶりの重賞制覇。

前半千メートル通過が61秒0で、後半が59秒8という理想的なペースでの逃げに持ち込んだことが勝因と思いますが、それよりも後続の騎手の動きが全て無心で逃げた武士沢騎手へのアシストになったように見えました。

ポイントは、「マイネル軍団のチームオーダー」と「シュタルケ騎手」です。

マイネル軍団は、提携関係にあるウインインスパイアを含め4頭出し。しかもすべて先行馬でした。

マイネルハニーが好スタートから2番手につけると、3番手にマイネグレヴィル、4番手にマイネルラクリマ、5番手にウインインスパイアと先団をガッチリ固めました。軍団の主戦の柴田大騎手が騎乗したマイネルハニーを勝たせるために、軍団で後ろをガッチリガードして、後続のプレッシャーの緩衝剤になっているかのようでした。

あとは、マイネルハニーが逃げる武士沢騎手を交わせば作戦成功だったはずですが、交わすどころか逆に突き離されてしまいました。

もうひとつのポイントは、外国人騎手が1番人気馬に騎乗すると逃げ馬がノーマークになりやすいということです。やはり、向こうでは逃げ馬はラビットだったり、ペースメーカーだったりするので、マークすべき対象を見ていないのでしょう。タガノアシュラの大逃げを許した、ルメール騎手のコロナシオンもそうですが、シュタルケ騎手のゼーヴィントも前が楽なのに、全くプレッシャーを与えに行きませんでした。

逃げという戦法は、後続の厳しいプレッシャーにあうとひとたまりもないですが、もっとも有利な作戦であることを再認識させられました。


プロフィール
樋野竜司

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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樋野竜司

HINO RYUJI

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。

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