例年、10月に行われていたアイルランドトロフィー府中牝馬ステークスが6月に移行。
ただ、アイルランドトロフィーの名は10月の元のレースに残っており、府中牝馬ステークスの名称のみが6月に引っ越してきた形。
そして、レース条件は、6月の阪神(昨年は京都)で行われてた牝馬限定のハンデGⅢマーメイドステークスと同じ。どうやら、マーメイドステークスが東京に移動し、レース名が変わったと考えたほうが良さそうである。
となると、データはマーメイドステークスを参考にしたほうがいいのか。
「阪神2000mから東京1800mへのコース変わりでは、レースの傾向もかなり変わると思うので、マーメイドステークスのデータはあまり使えないでしょう。ただ、6月期の牝馬限定GⅢのハンデ戦と、荒れる要素は引き継いでいるので、そこは頭に入れておいたほうがいいかもしれません」(データ班)
それでは、新装・府中牝馬ステークス攻略のヒントをいただきたい。
「こちらが推すのはラヴェル。
今年に入って成績は芳しくないけど、金鯱賞は道悪、大阪杯は牡馬相手のGⅠ、ヴィクトリアマイルは距離不足と、それぞれ敗因はしっかりあるから問題はなし。今度は距離も伸びるし、牝馬限定のGⅢなら、昨秋のエリザベス女王杯で2着の結果から普通に勝負になるはず。
前走後、早い段階で府中牝馬ステークスを目標にあげていたように状態は上々。2週前の坂路で1F11.8秒の好タイムをマークし、調子が上がっているイメージもある」(情報担当)
解析班もラヴェル評は悪くないが、一番手にラヴァンダを挙げてきた。
「2走前の阪神牝馬ステークスを評価。遅めのペースを後方から進め、メンバー1位となる3F32.7秒をマークし、勝ち馬とはタイム差無しの3着。内容は、この馬が一番だったと思います。
3勝クラスの前走を負けたことで評価は下がったけど、これは積極策が合わなかったと考えられます。東京も後半開催で差しが決まりやすいでしょうし、2走前の競馬ができれば、今度は差し切れると見ます」
データ班は、馬と厩舎の特性を考えて、カナテープをプッシュ。
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栗東在住ライター:鷲崎
WASHIZAKI
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