協力:
  • Googleログイン
  • ログイン
  • 無料会員登録
  1. トップ
  2. 無料コラム
  3. 競馬ウィキリークス
  4. 宝塚記念、キタサンブラックに死角はないのか

競馬コラム

競馬ウィキリークス

2017年06月18日(日)更新

宝塚記念、キタサンブラックに死角はないのか

登録段階で既に11頭と、例年に比べて頭数が少ない今年の宝塚記念。暑さと馬場が荒れてくる時期もあって出走を避ける馬もいるのだろうが、キタサンブラック相手では歯が立たないと見て逃げた馬もいるのではないか。

最大のライバルであるサトノダイヤモンドが不在で、目立った上がり馬もいないだけに、勝利は決まったと見ても良さそうだが。

「馬場、コース、距離など条件には全く問題がない。ゲートや折り合いにも難が無いし、先行脚質なので不利を被る可能性も低い。使う毎に強くなっている感もあり、もう完全無欠の状態。周囲の関係者も、『化け物』的な評価に変わってきて、手をつけられない状態だ。

能力的に負かすのは無理なので、あとはスローペースで極端な瞬発力勝負になったときにヨーイドンなら、もしかしたら逆転できる馬がいるかもしれないと考えている者もいるようだ。しかし、そこは武豊騎手。大阪杯のときも、自分で動いて瞬発力勝負にはさせなかった。今回は先行馬がいないのでスローペースになりそうだが、武豊騎手も考えて乗るだろうから、瞬発力で逆転は望み薄だな。

あとは極端な馬場になって外差しが決まるようになったとき。この時期の阪神は梅雨の影響で馬場が重くなる時が多く、昨年もそうだった。おかげでパワー型のマリアライトが差し切り、キタサンブラックは3着に敗れている。

ただ同じような馬場になっても、昨年のキタサンブラックとは違うからね。それに内が悪くなったら、ジャパンCのときのように武豊騎手は悪いところをさけて走るだろう。そうなると、後続の馬は馬場の悪い内に入れらたり、更に外を回らされてスタミナをロスしたりと、武豊騎手の術中に嵌る。馬も騎手もナンバー1だから、攻略は難しいよ」(関西記者)

どうもキタサンブラック逆転を想定するのは難しい。他に可能性は無いのか。

「あるとすれば、調子落ちで能力を出し切れないパターン。天皇賞・春がかなりタフなレースだったので、もしかしたら反動があるんじゃないかって懸念はあったよ。ただ1週前調教を見る限りは、前走の疲れは見られない。もちろん所詮は調教だから、レースへ行って影響が出る可能性はあるけど、このあたりは穴馬券を買いたい人の願望でしかないな」

やはりキタサンブラックの頭は堅いような気がする。それでもキタサンブラック以外の馬券を狙いたい方は、目に見えない反動に期待するしかないようだ。

さてキタサンブラックが堅いとなると、2着争いで有利な馬は誰なのか。

「ここも難しいですよ。GⅠですから、中にはキタサンブラックを負かしに行く馬もいるかもしれませんが、無理をすると最後は脚を無くして馬券圏内から外れてしまうケースもあります。ただ、誰がその役をするのかは分かりませんからね。

そういったことを抜きにして考えるなら、ゴールドアクターは今度こそ狙い目だと思います。天皇賞・春は完敗でしたが、最初は出ないと言っていたレースですし、距離も長かった。その点、今回は2200mですし、切れるタイプではないから、阪神の内回りも合っていると思います。横山典騎手も2度目。有馬記念のようにキタサンブラックをマークしていけば、そのまま流れ込んでしまうと思います」(競馬専門誌記者)

関西の関係者はシャケトラを推してきた。

「デビューは遅かったものの、その後の上昇力はメンバーでも一番でしょ。前走は初めて崩れたが、スタートを失敗して出していったことがマイナスになり、馬がかかり気味になっていた。長距離でああなったら致命傷で、度外視していい。1週前の調教は持ったまま抜群の動きで、前走走っていない分、疲れが無いのがいい。2200mになるのも好材料だ」(関西記者)

他にも有力馬はいるが、2200mが微妙なシュヴァルグラン、出遅れ癖が出てきたミッキーロケット、前走の敗因が分かっていないミッキークイーンなど不安のある馬が多く、GⅠ馬サトノクラウンも1週前段階では、絶好調まで行っていないイメージ。

キタサンブラックから買うなら配当は見込めないので、ここは絞ってゴールドアクター、シャケトラを2着候補に置いてみたい。

(栗東在住ライター:鷲崎)

栗東在住ライター:鷲崎

WASHIZAKI

熟練競馬ライター達がとある事情で新聞・テレビなど一般メディアでは取り上げられない業界の「アウトな裏話」を会員様限定でこっそりと公開!

  • twitter
  • facebook
  • g+
  • line