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競馬コラム

競馬ウィキリークス

2017年09月18日(月)更新

ダービー馬登場も、あの馬の大変身が勢力図を変える?

秋競馬も、この馬の登場でいよいよ盛り上がってくるはずだ。神戸新聞杯に出走するダービー馬レイデオロである。

デビューから3連勝し、皐月賞は5着に敗れたが、日本ダービーではスワーヴリチャード以下を抑えて快勝している。これで5戦4勝。負けたのは仕上がりに疑問があった皐月賞だけで、実質無敗と言ってもいい存在である。

この後は菊花賞を使わずジャパンCへ。目標レースまで間隔もあくことから、ここは叩き台ではなく勝ちに来るという見方もあるのだが。

「ダービー馬という立場から、恥ずかしい競馬はできないので、ある程度仕上げてくるとは思います。ただ藤沢厩舎ですから、やはり余裕は持たせていると思いますよ。

でも他のメンバーを見ると、重賞勝ち馬は一頭だけ。ここは相手に恵まれました。ジャパンCを勝つのなら、ここは8分程度で勝てないと、キタサンブラックとは勝負できません」(競馬専門誌記者)

現在7年連続で1番人気が連対。特にダービー馬は3頭出走し、エイシンフラッシュこそ2着だったものの、オルフェーヴル、ワンアンドオンリーが1着。ダービー馬が海外遠征して国内不在の時は、ダービー2着のエピファネイア、サトノダイヤモンドが勝利と、ダービー上位の馬が活躍しているレース。このデータから、レイデオロも堅そうだが。

「でもレイデオロって、成績程の強さを感じないんだよね。3連勝は相手が凄く弱かったし。ダービーはルメールの神騎乗ばかりが目立って、馬の印象がそれほど残っていない。超スローペースで力を出し切れずに終わった馬も多く、あのダービーをどこまで評価していいのか。恐らく断然人気だけに、馬券の妙味は薄い」(関西記者)

ただダービー上位馬の出走はマイスタイルだけ。他では6着のダンビュライト、大敗したサトノアーサー、カデナ。このあたりの馬に逆転はあるのか。

「マイスタイルの4着も、ノリの神騎乗だよね。また同じようなことができれば上位もあるが、ノリは同じ競馬を連続してやらない騎手だからなあ。

それならダンビュライトのほうがいい。相手なりに走るし、ダービーも鞍上の武豊がレース後に不満を述べたようなレースの流れで6着なら悪くない。阪神ならダービーのような極端な競馬にならないし、コースも合いそう。

こちらも阪神に変わって面白いのがサトノアーサー。シクラメン賞で上がり32秒台の記録的な時計をマークし、毎日杯では後の皐月賞馬アルアインを追い詰める2着と、阪神はこの馬の決め手を生かすのに合っているコース。馬も成長しているし、1週前調教でも極上のキレを披露。ダービーは次々に前に入られて位置が悪くなったうえに超スローペースで、この馬自身も伸びているのに、前との差を詰められなかった。この反省を生かし、この秋は春の分も取り返しにくるよ。

カデナもダービーはサトノアーサーと同様、後ろに下げ過ぎたのが敗因。ただ距離もあったかな。以前、距離は2000mがベストと言っていたからね。今回も2400mだからな」(関西記者)

話からはダンビュライト、サトノアーサーあたりが良さそうだが、レイデオロ逆転までの感触はない。結局レイデオロ1強なのか。

そこでレイデオロ逆転の可能性を関係者に聞くと、複数の人が挙げたのが、この一頭だった。

「レイデオロを倒せるとしたらキセキしかいないだろう。春は期待ばかりが先行して人気を裏切る結果が多かったが、夏になって大変身。特に前走の新潟戦は、1000万クラスの中でも上位の馬が出ていたが、これらを子供扱い。2000mで1分56秒台の好時計を余裕をもってマークしたのだから内容はかなり濃いよ。毎日杯ではアルアイン、サトノアーサーに続く3着だったが、あの頃よりも段違いに成長しているし、もしかしたら逆転しているかも。各馬の陣営の話を聞いていても、最も威勢が良かったのがキセキ陣営だったし、今年の3歳牡馬の勢力図を塗り替える馬かも」(栗東TM)

手薄な3歳牡馬戦線に、新たなヒーロー誕生なるか。キセキにかかる期待は大きい。

(栗東在住ライター:鷲崎)

栗東在住ライター:鷲崎

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