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競馬コラム

競馬ウィキリークス

2014年02月13日(木)更新

調教師大量引退で、馬もスタッフも大移動

 今年は12人の調教師が引退ということで、12の厩舎が解散となる。新たに7つの厩舎が開業となるものの、解散する厩舎のほうが多いので、馬も厩舎スタッフも浮いてしまう。そのために新規厩舎だけでなく、既存の厩舎でも、解散厩舎の馬とスタッフを預かる厩舎もあれば、馬だけを預かるところもある。

 ちなみに厩舎の馬房数は基本的には20。馬房数が20を超えている厩舎は、一つの厩舎の建物に馬が入りきらず、他の建物に分舎のような形で入っている。離れ小島みたいなものだ。

「離れ小島に置かれた馬って、馬主にとってはいい気分じゃないよね。なんか期待されていないような気にもなってしまうし。
 それから一部厩舎には、調教師が快く思わないスタッフの担当馬を、島流し感覚で離れの厩舎(建物)に置いているなんてこともある」

 とは栗東の記者。今回解散となる厩舎のスタッフも、新規厩舎ならともかく、既存厩舎へ移籍となれば、離れ小島に置かれるケースもあるかもしれない。

「調教師は引退してしまうからいいけど、残されたスタッフは別の厩舎へ行って慣れない環境、調教メニューになるのだから、最初は大変だろうなあ。まあ中には、厩舎が解散になって喜んでいる人(成績のいい厩舎に行ける)もいるみたいだけど」

 スタッフの場合、栗東、美浦で所属が変わる人はほとんどいないだろうが、馬のほうは、栗東から美浦へ所属が変わる馬もあるかもしれない。

「こう言っては悪いけど、今回の栗東の解散厩舎は、それほど有力馬は多くない。だから、いい馬に恵まれている栗東の厩舎では、解散厩舎の馬を欲しがるところは少ないんじゃないかな。
 となると、行き先が美浦になる馬もいるだろう。栗東から美浦に移って活躍する馬も結構いるから、美浦の厩舎には、関西馬が移籍してくることを待っているところもあるんじゃないかな」

 関西から関東に移籍した馬を調べておくと、馬券作戦で役立つこともあるかもしれない。これは、よくチェックしておきたい。

(栗東在住ライター:鷲崎)


栗東在住ライター:鷲崎

WASHIZAKI

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