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競馬コラム

競馬ウィキリークス

2019年09月29日(日)更新

【毎日王冠】連覇を狙うアノ馬は大丈夫か?

数々の名勝負が展開されてきた毎日王冠。このレースを迎えると、秋競馬本番の思いが強くなる。今年はアエロリット、インディチャンプ、ペルシアンナイト、ケイアイノーテック、モズアスコットとGⅠ馬が5頭出走予定。特に昨年の覇者アエロリットが気になるところだ。


「安田記念は、ゴール寸前にインディチャンプに惜しくも差されて2着。今回はそれ以来のレースとなります。久々になりますが、1週前の追い切りで好時計を出しているように仕上がりは良好です。正直ここを使った後ははっきりとした目標が見当たらないんですよね。だから毎日王冠は、昨年同様勝ちに来るのではないでしょうか。ただ不安点もあります。(騎手が)乗りやすいイメージが無いんですよね。実際2走前のヴィクトリアマイルでは、1000mラップ56.1秒という超ハイペースで飛ばし、最後は捕まっています。でも前走で戸崎騎手に乗り替わると少差の2着。昨年2着の安田記念時もそうだったのですが、戸崎騎手とは手が合うんですよね。その戸崎騎手はダノンキングリーに騎乗するため、アエロリットは田辺騎手。その田辺騎手が騎乗停止となり、結局津村騎手が騎乗することになりました。津村騎手も腕利きですが、テン乗りでアエロリットはどうなんですかね。因みに昨年の毎日王冠を勝った時はモレイラ騎手が騎乗でした」(競馬専門誌記者)


能力、適性、意欲それぞれ揃っているアエロリットだが、テン乗りは果たして?


その戸崎騎手が騎乗のダノンキングリーは、菊花賞路線を捨て、中距離路線に臨む。


「先週のサートゥルナーリアの強さを見ると、改めてダノンキングリーも評価しないといけません。皐月賞は負けましたが、少差の3着。ダービーでは0.5秒差先着し、1勝1敗です。ダービーは距離不安説もありましたから、中距離路線を歩むのは正解でしょう。問題は仕上がり。1週前追い切りは、併せた馬に遅れ。陣営は動きが良かったと話していますが、ちょっと終いがかかった気がします。残り1週で、どれくらい変わるか。最終調教に注目です」


ダノンキングリーの目標は天皇賞・秋。さすがに先を考え、100%仕上げとはならないだろう。


関西勢は、安田記念を勝ったインディチャンプが目玉か。


「今年に入って馬がガラッと変わったな。ソラを使うところがあるから、前走のようにゴール寸前測ったように差し切る形が一番いいのだろう。だからクビ差でも、着差以上に強かったと思う。久々だが、坂路では時計が出ているの仕上がりはそれほど悪くないのだが、マイラーズCで4着だったように、GⅠ前は無理な勝負には出ないかもしれない。なので少し割り引いたほうがいいかもしれない。それでも東京はGⅠ、GⅢで2戦2勝とコース適性が合うから、能力で来てしまうかも。
他も目立つのは安田記念組かな。ケイアイノーテック、モズアスコットは掲示板こそ載れなかったが、勝ち馬インティチャンプから大きく離されたわけではない。特にモズアスコットは、1週前の坂路で49秒台を出し、併せたチェスナットコートを突き放した。もともと稽古駆けするが、一時の不振からは脱却しつある。1800mは微妙だけどね。
ペルシアンナイトの安田記念は大きな不利があったので度外視。札幌記念は差のない5着だから復調しつつある。ただ得意のマイルCS狙いで、ここは勝負気配は薄い」(関西記者)


近走成績と東京コースの適性からインディチャンプ優勢も、あまり勝負っ気は強くなさそう。他の関西のGⅠ馬4騎も距離や勝負度合に問題がある。


ここはアエロリットがしっかり自分の競馬ができれば、開幕週の馬場を味方に断然有利。怖いのは、春にサートゥルナーリアと好勝負を展開したダノンキングリーだろうか。


以前のような派手なメンバーではなくなったが、それでもGⅠ馬5頭に、GⅠ候補の3歳馬ダノンキングリーが加わった。かつてのような名勝負を期待したいものである。

(栗東在住ライター:鷲崎)

栗東在住ライター:鷲崎

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