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2019年12月01日(日)更新

【阪神JF】ノーザンFのリアル一番馬?

先日のジャパンCは出走馬のほとんどがノーザンF生産馬。史上初めて外国馬の出走がゼロだったこともあり、一部では「ジャパンCではなく、ノーザンC」なんて皮肉も聞こえた。


ジャパンCのみならず、最近のGⅠレースはノーザンF(生産馬、育成馬)の占有率が高い。それだけノーザンFが多数の活躍馬を育てているということであり、エリート集団と言われるのも分かる。そんなエリート集団のノーザンFで一番馬となると、どんな馬なのか。


「さすがにノーザンF側が、『この馬が一番』と言うことは馬主への配慮からも無いでしょう。ただ、複数の関係者から情報を集めると、何となく一番馬が見えてきます。昨年で言うとサートゥルナーリア。そして今年はリアアメリアのような気がします。
POG本取材シーズン(3~4月)は、膨大な2歳馬情報が出てくるのですが、この頃に2歳馬情報を集めていた記者やPOG関連のライターさんたちに話を聞いても、リアアメリアは特別なイメージでしたね」


リアアメリアがノーザンFの一番馬なら、まさにエリートの中のエリート。でも、その噂は本当に正しいのか? それを証明したのが、新馬戦だ。
スタートで遅れたものの、鞍上川田騎手は焦らず後方で折り合いに専念。勝負処で捲り気味に進出すると、直線は独走状態となり8馬身差の大楽勝。しかも「馬なり」だったのだから恐れ入る。
続くアルテミスSは、折り合いに苦しみながら、上り3F33.0秒の切れ味で楽々差し切り。評価はますます上がるばかりだ。


「管理する中内田厩舎は、昨年の阪神JFもダノンファンタジーで勝っているが、栗東では早くも『ダノンファンタジーより上』の声が聞かれるほど、リアアメリアの評価は高い。1週前の追い切りも、終いの伸びが抜群。TMによっては、CWで最後の1F11.2秒の時計をとった人もいたらしい。古馬のGⅠ級でも、こんな時計はなかなか出ないよ」(関西記者)


早くもリアアメリア1強の雰囲気漂う阪神JFだが、今年の2歳牝馬は近年一番のハイレベルという評価もよく聞く。そうなると、リアアメリアとはいえ簡単には勝たせてはもらえないと思うのだが。


「今年は強いのが他にもいるからね。特にウーマンズハートは、新潟の新馬で上り3F32.0秒の脚を繰り出して勝利し、評価を一気に上げた馬。しかも、その時に破ったマルターズディオサが後に強い競馬で2連勝しているから、新馬戦の価値は時計面だけじゃない。そして新潟2歳Sも難無く勝利と、ここまで2戦のインパクトはリアアメリアに負けていない。この2頭の対決は楽しみだ」(関西記者)


この2頭以外で気になるのは、リアアメリアの同厩クラヴァシュドール、ファンタジーS勝ちのレシステンシアあたりか。


クラヴァシュドールは、サウジアラビアロイヤルCでサリオスの2着。時計で比べると、アルテミスSのリアアメリアより上だ。ただ調教を比べると、この2頭で併せ馬をしていないので比較は難しいのだが、動きを見る限りリアアメリアのほうが上だよね。
レシステンシアは、タイトなレースになったファンタジーSを、先行して勝ったのは価値がある。例年なら優勝候補だが、今年は相手が厳しい。有力馬が差し馬ばかりなので、展開に恵まれる可能性はあるけどね」(関西記者)


例年以上にハイレベルな阪神JFは、能力差が結果に表れそうな予感。ノーザンF一番馬の噂もあったリアアメリアが、大一番でどれだけの能力を発揮するのか。真のポテンシャルを測る最高の舞台である。



(栗東在住ライター:鷲崎)

栗東在住ライター:鷲崎

WASHIZAKI

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