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競馬コラム

競馬ウィキリークス

2020年06月07日(日)更新

エプソムカップ、鍵は馬場状態!?



GⅠ連戦が終わり、2歳戦もスタート。この週からは函館開催も始まり、いよいよ夏競馬の雰囲気が高まってきた。

今週のメインであるエプソムカップも、GⅢらしいメンバー構成で、かなり難しい。大穴馬券も期待できそうだが、果たして? まずは東西有力馬のポイントを聞いてみたい。

「やっぱり気になるのは、昨年の勝ち馬レイエンダですね。
前走のダービー卿チャレンジトロフィーは3着。マイルチャンピオンシップ、東京新聞杯と崩れていたので、だいぶ復調が感じられましたね。
昨年のエプソムカップは、3F32.7秒の高速上りで快勝。昨秋の富士ステークスも33.0秒の末脚で2着と、東京は合いますからね。当然陣営も前走より、昨年勝っているエプソムカップに照準を合わせているはず。ここ2戦騎乗の丸山騎手からルメール騎手に乗り替わりも、勝負気配を表していると思います。

東京ならシャドウディーヴァも忘れてはなりません。
GⅠを除けば、東京は6戦すべてが馬券圏内。重賞でもフローラステークスで2着、東京新聞杯では牡馬相手に2着ですから、エプソムカップでも足りるはずです。

上昇力ならアトミックフォースですね。
ここ4戦で2勝し、新潟大賞典2着。崩れたのは重馬場のウェルカムステークスだけです。2走前に勝ったアメジストステークスは、2着ウインガナドル、3着レッドサイオンが既にオープン入りとメンバーも強かったですし、格上げ初戦の新潟大賞典も2着。前で競馬ができるのは強みです。

そのアトミックフォースとともに前で競馬を進めるのはダイワキャグニー
東京の芝1800mは、メイステークス2勝を含む6戦3勝。2年前のエプソムカップで大敗しましたが、これは重馬場なので参考外です。昨秋のジャパンカップでも見せ場をつくったように、マイペースで行ければしぶといですよ。

当日の馬場に合わせて考えないといけないですが、先行勢の粘り込みが目立つならアトミックフォース、ダイワキャグニー、差しが決まる馬場ならレイエンダ、シャドウディーヴァがお薦めですね」(競馬専門誌記者)

馬券的には、先行勢が有利な馬場になってくれると美味しそうである。

続いて関西馬だが、こちらも質量ともに豊富な顔ぶれのようだ。



「抜けた馬がいないから、どの馬を挙げればいいか迷う。安定感ならサトノアーサーかな。
オープン特別とはいえ、ここ3戦3、2、3着と常に上位に来ている。エプソムカップは2年前に勝利。ここへ向けて仕上げてくるのは当然でしょう。

勢いではアンドラステ
ここまで6戦4勝。前走のパールステークスも、逃げ込みを図るナルハヤをしっかり差し切っての1着。それまでは先行して押し切りの型だったが、このレースでは出遅れたため初めて差す形。これにも対応し、結果を出すあたりはセンスが高い。
オープンの米子ステークスを予定していたが、重賞のエプソムカップに目標を切り替えたところにも、同馬への期待の高さが見えるね。

成績は不安定だが、ギベオンもまだまだ見限れない。
前走の新潟大賞典は大敗だが、中間に熱発があって一時は回避の話もあったし、レースでは57.5キロの斤量と、緩い馬場にやられたようだ。
2走前の金鯱賞で4着したように、条件が揃えば別定のGⅡでも上に来れる馬。ならばGⅢでも好勝負できるはず。東京はGⅠのNHKマイルカップで2着のコース。おそらく前走で人気急落なので、狙い目かも」(関西記者)

しかしエプソムCの過去の成績(最近10年)を見ると、1番人気が4勝、2着2回、3着1回と、馬券圏内が70%の高率。2、3番人気馬が揃って馬券圏内から消えたのも、たった2度だけ。おかげで3連単が10万を超えたのは、過去10年で一度だけである。

混戦メンバーのGⅢで、如何にも大波乱が起きそうな匂いもあるのだが、過去の結果から、予想は上位人気を中心に組み立てたほうが良さそうである。

栗東在住ライター:鷲崎

WASHIZAKI

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