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2020年10月04日(日)更新

今年も3歳馬が優勢!? 毎日王冠最新情報



天皇賞・秋の前哨戦のイメージが強い毎日王冠。だが、ここ2年の勝ち馬ダノンキングリー、アエロリットは次走、天皇賞・秋ではなく、マイルチャンピオンシップに向かっている。2つのGⅠへ向けたステップレースとして、毎日王冠の重要性は更に高まっている。

今年の毎日王冠で人気を集めるのは3歳馬サリオス
2歳時は朝日杯フューチュリティステークスを含む3連勝。皐月賞ではコントレイルとの無敗馬対決が話題になったが、結果はコントレイルに半馬身差2着。再度の対戦となったダービーは3馬身差と、着差を離されての2着だった。そして、この秋。菊花賞で三冠を狙うコントレイルと別れ、毎日王冠からのスタートとなった。

「久々なので万全とは言えませんが、春もスムーズに調整が進んだわけでは無い状況の中、ブッツケの皐月賞でコントレイルと少差の2着。あの結果を考えると、久々でも心配はないですね。
2歳時はマイルを3戦して全てが楽勝。あの勝ちっぷりからマイラー色が強く、春のクラシック挑戦を疑問視する関係者もいましたが、それでも2戦ともに2着ですから、能力は段違いに高いです。
毎日王冠は1800mですから、春の2戦よりも距離は合いますし、スピードが生かせそうな東京の開幕週もいいですね。現状は天皇賞を目標という話は出ていないので、距離適性からマイルチャンピオンシップに照準を合わせる可能性のほうが高そう。そうなると間隔も開くので、毎日王冠は勝ちに来る余裕はあります。ただでさえ能力が高いのに、斤量が古馬より軽い54キロも大きいです」(関東担当記者)

久々OK、距離短縮がプラス、斤量も有利となるとサリオス優勢は動かない雰囲気。もはやサリオス以外の馬に出番はないのか。

「関東馬では、まずダイワキャグニーですね。
左回り偏重の馬ですが、中でも東京の1800mは8戦5勝とベストですし、初重賞勝ちとなった前走のエプソムカップも当コースとなります。
ただ、当コースで負けた3戦のうち2戦が毎日王冠。ここが引っかかりますが、昨年のジャパンカップで大きな見せ場をつくり、前走で初重賞勝ちと以前より力をつけた観もありますし、今年の毎日王冠が例年より手薄なので、頭はともかく馬券圏内に入ってくる可能性はあります。
もう一頭はザダル
休養明けのメイステークスは3着でしたが、展開や走った位置を考えると、この馬が一番強い競馬をしていました。続く関越ステークスは3馬身差の楽勝と確実に上向いています。キャリアが浅い分、まだまだ伸びしろもありますし、終いの脚がいいので、開幕週もいいですね」

最近の充実ぶりを考えると、ザダルも怖い一頭だ。対する関西馬の情報を聞いてみたい。

「関東が3歳のサリオスなら、関西も3歳馬。サトノインプレッサが推しだね。
デビューから3連勝の後、NHKマイルカップを使うも13着大敗。この時はソエの影響もあってか坂路のみの調整。それまではCWも組み込んでいただけに不安も感じさせ、案の定見せ場無く終わった。
でもCWで追えたダービーは直線で追い込み、2着のサリオスから0.3秒差の4着。3着ヴェルトライゼンデを、あと一歩で交わせるほどの勢いがあったように、調子さえ戻ればあれくらいは走れる。今回はしっかりCWで追えており、NHKマイルカップの時とは違う。折り合い面を考えると、ダービーの2400mより1800mの毎日王冠のほうがいい。この距離ならサリオスに対抗できるのでは」(関西担当記者)

と、同じ3歳のサトノインプレッサを猛プッシュしてきた。

因みに古馬でお薦めはいないのだろうか。

「別定戦ならカデナだね。
トップハンデの小倉大賞典を勝ち、GⅠの大阪杯でも勝ち馬から0.2秒差の4着に入ったように、一時のスランプを脱し、以前よりレース内容も良くなっている。前走の新潟記念は6着だが、58キロを背負って3F32.3秒の上りをマークし、勝ち馬から0.3秒秒差と着順ほど悪くはない。今度は56キロだし、開幕週の東京もいい」

東京では大敗の多いカデナだが、それは不調期のもの。復調した今なら、末脚を生かせる東京は合うだろう。

古馬にも魅力のある馬はいるのだが、話を聞く限り有力に感じるのは、やはり54キロが魅力の3歳馬。また、先日の神戸新聞杯でダービー1着コントレイル、3着ヴェルトライゼンデがワンツーした結果を考えると、ダービーの結果は信用できる。そうなるとダービー2着のサリオス、4着サトノインプレッサの信用性は更に高まる。
昨年はダノンキングリーが1着、一昨年はステルヴィオが2着と、近年は3歳馬が活躍している毎日王冠。今年は3歳馬のワンツーもあり得る。

栗東在住ライター:鷲崎

WASHIZAKI

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