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競馬コラム

競馬ウィキリークス

2020年10月11日(日)更新

三冠なるか!? デアリングタクト最新情報!



史上初となる無敗の三冠牝馬誕生なるか。秋華賞の注目は、快挙に挑むデアリングタクト一点に集中する。

桜花賞、オークスを見る限り、能力的に対抗できる馬は見あたらない。
もし他馬の逆転があるなら、デアリングタクト自身に問題が起きた時だろう。予定していたローズステークスを使わず、秋華賞にブッツケとなったことで、仕上がりや調子に不安は無いのだろうか。

「ローテーションに関しては陣営も柔軟に考えており、必ずしもローズステークスにこだわっていたわけじゃない。春だってチューリップ賞を使わず、ブッツケで桜花賞を勝っているからね。
追い切りも余力残しで好タイム。仕上がり途上なら、こんな余裕はないはずだよ。馬体重は1週前段階で20キロくらい増えているようだが、それも成長分で太目感は無いという話だし、むしろ春よりもパワーアップしている可能性がある。他馬との力差が、更に広がっている可能性もあるよ」(関西担当記者)

能力、調子に問題なく、成長も感じられるとなると、もはや三冠は確定か。ただ秋華賞ならではの不安があるという声もある。

「能力的に、デアリングタクトを上回る馬はいないと思います。ただ能力が上だから絶対に勝てると言えないのが競馬です。特に秋華賞は、直線の短い京都内回りコースで行われるので、外を回って届かなかったり、内を衝いて出られないなんてこともあるかもしれません」(データ解析班)

デアリングタクトは、差し・追い込み系統の馬。確かに京都の内回りが合うとは思えない。しかし秋華賞の過去10年の勝ち馬を見ると、全体的に差し馬のほうが多い。ならば大丈夫なのでは? 

「確かに、小回りだからこそ先行争いが激しくなり、ハイペースが多いことも秋華賞の特徴の一つです。ただ今年は明確な逃げ馬がいませんし、みんなデアリングタクトをマークするでしょうから、ペースは上がりにくいと思います。
思い出してほしいのは、ジェンティルドンナの三冠がかかった秋華賞。あの時は1000mラップが62秒台のスロー。おかげでジェンティルドンナは、2番手から抜け出したヴィルシーナを捕まえるのに苦労し、何とかハナ差勝ちでした。
デアリングタクトの場合、社台系の馬に包囲網を築かれる可能性があるので、更に大変です。そもそもブエナビスタの三冠がかかった秋華賞では、1000mラップが58秒のハイペースだったのに、ハナ差レッドディザイアに届かず三冠を逃しています(斜行で3着降着)。この時のブエナビスタのように、例えハイペースでも、スムーズに走れなければ届かない可能性はあります。
ジェンティルドンナ、ブエナビスタでも苦しんだ秋華賞。デアリングタクトも、桜花賞やオークスより厳しいレースになるのではないでしょうか」(データ班)

ジェンティルドンナ、ブエナビスタを苦しめた2頭ヴィルシーナとレッドディザイアは、早めに抜け出しを図っている。となると逆転候補は、今度も好位抜け出しタイプになろうか。

「ヴィルシーナ、レッドディザイアはともにA級の牝馬。デアリングタクト級の大物を倒すには、コース利を得られるだけでなく、高い能力も必要です。
となるとリアアメリア、マルターズディオサですね。どちらも重賞2勝の実力馬ですし、前哨戦を先行して勝っています。マークがデアリングタクトに向くので、楽にレースを進められますのは有利ですね。
特にリアアメリアは、春までは差し脚質。折り合いに不安があるので攻められませんでしたが、前走で初めて先行する競馬をして結果を出したことを考えると、精神的な成長が大きいのではないでしょうか。2歳時は、この馬こそが三冠候補と言われていました。阪神ジュベナイルフィリーズ大敗以降は苦戦が続き、気が付けばデアリングタクトという三冠候補が出てしまいましたが、最後の三冠目で逆転もあるかもしれません」(データ班)

果たして三冠のラストに、元・三冠候補が意地を見せるのか。

因みに一昨年の三冠牝馬アーモンドアイは、1000mラップ59.6秒のペースで逃げたミッキーチャームを直線一気に飲み込み、怪物ぶりをアピールした。デアリングタクトはアーモンドアイ級の馬なのか? 史上初の快挙だけでなく、大物ぶりを確かめるうえでも、秋華賞は春の二冠以上に重要な一戦である。

栗東在住ライター:鷲崎

WASHIZAKI

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