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2021年01月05日(火)更新

今年も主役は牝馬!?シンザン記念最新情報!



三冠馬シンザンを記念したレースだが、マイルという距離も影響し、過去10年の上位で後に牡馬クラシックで活躍した馬は、10年前の2着馬オルフェーヴルしかいない。

しかし、これが牝馬となると話は別。
10年前3着マルセリーナが桜花賞優勝、9年前勝ち馬ジェンティルドンナが牝馬三冠、5年前2着ジュエラーが桜花賞優勝、そして3年前の勝ち馬アーモンドアイが牝馬三冠とクラシックに直結。
こうした傾向もあってか、同時期に同距離の牝馬限定フェアリーステークスがあるにもかかわらず、わざわざ牡馬混合のシンザン記念を選択する牝馬が増えている。そして昨年も、牝馬のサンクテュエールが牡馬勢を一蹴している。

「ノーザンF(ジェンティルドンナ、アーモンドアイ)、社台F(マルセリーナ、ジュエラー)ともに、シンザン記念好走からクラシックで活躍する牝馬を出していますから、このレースの重要性は高まっていると思われます。昨年も、ノーザンFはサンクテュエール(アメリカGⅠ馬の半妹)、ルーツドール(フィエールマンの半妹)、社台Fはオーマイダーリン(セレクトセールで5000万円超のディープ産駒)と、期待の高そうな牝馬を出していますからね。
今年出走する牝馬も、フェアリーステークスに出る馬より期待が高いのではないでしょうか。その一頭がノーザンF生産馬のククナです。
美浦に入厩した頃から追い切りの動きが抜群で、評判に挙がっていました。新馬戦は3着に敗れましたが、上位はファンタジーステークス2着のオパールムーン、未勝利戦を好タイムで勝ち上がったヴァーチャリティですから、恥じる3着ではありません。
2戦目は11.4秒-11.1秒の加速ラップのレースをあっさり勝利し、アルテミスステークスはソダシに迫る2着。このレースはスローペースで、上位の多くが中団前で競馬をした馬ばかり。その中にあってククナのみは後方から押し上げて2着に来ていますから、着差ほどソダシとは差がなかったと思います。
その後は阪神ジュベナイルフィリーズを使わず、早々とシンザン記念に照準を合わせ、ルメール騎手を確保。昨年の勝ち馬であるサンクテュエールと同じキャロットF-ルメール騎手というラインですから、勝負気配はかなり高いと見ていいです」(データ解析班)

昨年の勝ち馬と同じラインを形成するククナ。出世レースに歩を進めてきたあたりに、期待の高さが窺える。

もう一頭マリアエレーナという牝馬もいるのだが。

「母のテンダリーヴォイスがノーザンF生産で、馬主が金子真人HDだから不気味です。前走は他馬を子供扱いの大楽勝。同じ中京のマイルを勝ったのも大きいです」(データ班)
前走は相手に恵まれた面こそ否めないが、それを考慮しても抜けた強さだった。ダービー馬ワグネリアンが出ている血統だけに、まだまだ伸びる可能性はある。

ここまでは牝馬を中心に話を進めてきたが、今度は牡馬の有力どころを見ていきたい。関西の担当記者から挙げていただこう。

「朝日杯フューチュリティステークス4着の結果から、バスラットレオンが一番手。
昨年の札幌2歳ステークスは、後に阪神ジュベナイルフィリーズで1、3着となるソダシ、ユーバーレーベンがワンツーしたハイレベルなレース。そこで3着に入っているのだから、この馬も力はある。
京都2歳ステークス6着で人気を落としたが、ここは距離が長かった。マイルへ距離短縮した前走の朝日杯が本来の姿で、デイリー杯をレコード勝ちしたレッドベルオーブ(3着)と半馬身差なら褒められる結果だよ。
シンザン記念は朝日杯より大幅に相手が劣るし、同じマイルなら前走の4着から着順を上げる可能性は非常に高い。
実績は下だが、可能性を秘めるのはカスティーリャ
初勝利まで4戦かかったけど、負けた3戦は3、2、2着と全て上位。しかも勝ち馬はそれぞれアスコルターレ(もみじステークス)、ゴールドチャリス(中京2歳ステークス)、レッドベルオーブ(デイリー杯2歳ステークス)と、オープンや重賞勝ち馬ばかりだから、ただの未勝利戦勝ち上がりの馬とは違うよ。
強敵に揉まれた経験を生かし前走を完勝。時計が遅いのは馬場が重かった影響なので気にすることはない。そもそも2、3戦前に好時計を出しており、時計勝負になっても大丈夫さ」(関西担当記者)

GⅠで好走したバスラットレオンはGⅢならチャンス絶大。ただ馬券的には、カスティーリャに食指が動く。

ここ3年で2勝している関東馬も無視はできまい。今年の狙いどころは?

「実績では新潟2歳ステークス2着のブルーシンフォニー
前走の京王杯2歳ステークス7着は、1400mの距離短縮が良くなかったと思われますし、マイルに戻る今回は巻き返しがあるかもしれません。
ただ相手を考えると、たとえ距離が短くても前走の7着は負けすぎかも。2着の新潟2歳ステークスもレースレベルが疑問ですからね。
それなら未勝利戦を勝ったばかりのセラフィナイトの上昇度に期待したほうがいいかもしれません。
不良馬場の新馬戦こそ惨敗でしたが、良馬場となった前走で変身。馬群の中から抜け出し、良血アップストリームを相手に余裕をもっての勝利。勝ち時計の1.34.5秒は、前日の1勝クラス赤松賞と同タイムです。
また同日の東京スポーツ杯2歳ステークス(勝ち馬ダノンザキッド)が距離こそ1F違いますが、勝ち時計が1.47.5秒で、上り33.5秒。インフィナイトがマイル戦で1.34.5秒で、上り3F33.7秒なら、大きく違わないと思います。じっくり馬を作っている観の強い宮田厩舎ですから、伸びしろも大きく、素質からGⅢなら通用してもいいと思います」(関東担当記者)

実績ではブルーシンフォニーだが、お薦めはセラフィナイトのようだ。

牝馬の出世レースと言われるシンザン記念。この傾向からククナの勝負度合が高そうだが、牡馬のバスラットレオンも、実績ではククナに負けていない。
ただ、ここ5年で10万超えが4度、そのうち1回は67万馬券という波乱傾向の強いレースでもあるので、人気薄の馬もマークする必要がある。ちょっと人気が読めないメンバー構成だが、未勝利戦を勝ったばかりのカスティーリャ、インフィナイトも警戒しておきたい。

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栗東在住ライター:鷲崎

WASHIZAKI

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